小児薬物療法の基礎と実際

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商品紹介

小児医療における薬物療法の占める割合はきわめて大きいにもかかわらず、わが国における医学教育では卒前 卒後を含めて  薬物療法に関する教育はきわめて不十分といわざるを得ない。小児科領域専門誌『小児内科』で、臨床薬剤師が、主として研修医向けに薬剤を使用するに当たってのごく初歩的な注意から、臨床上気をつけるべき注意点などを中心に、「薬剤使用の基礎知識」というシリーズが連載され、好評裡に修了した。本書は、この内容をup to dateに整理 再編 改訂し、単行本化したものである。

目次

  • 小児薬物治療の基礎と実際
    岩田 力 木津純子 荒川義弘

    −目次−
    第1章 小児における薬物動態の特徴と相互作用
    1.薬物の吸収
    1.薬物の吸収に関する基礎知識
    2.小児期における吸収過程の特徴
    3.薬物吸収過程における相互作用
    2.薬物の代謝
    1.薬物の代謝に関する基礎知識
    2.小児期における代謝過程の特徴
    3.薬物代謝過程における相互作用
    3.薬物の排泄
    1.薬物の排泄に関する基礎知識
    2.小児期における排泄過程の特徴
    3.薬物排泄過程における相互作用
    まとめ
    4.薬物と飲食物の相互作用
    1.吸収過程における相互作用
    2.体内分布過程における相互作用
    3.代謝過程における相互作用
    4.排泄過程における相互作用
    5.薬理学的相互作用
    第2章 小児における薬物投与設計
    1.サーカディアンリズムと時間薬理
    1.サーカディアンリズムとは
    2.サーカディアンリズムと生態機能
    3.時間薬理学
    4.時間薬物治療
    2.薬物血中濃度測定に基づく至適投与量の設定
    1.TDMを必要とする薬物
    2.TDMの保険適用の状況
    3.有効血中濃度の概念
    4.測定方法
    5.血中濃度測定の時期
    6.小児におけるTDM例
    3.肝機能障害時の薬物投与
    1.肝機能
    2.肝機能障害時の薬物動態
    3.薬物性肝障害
    4.肝機能障害時における各種薬物の投与上の注意
    4.腎機能障害者への薬物投与
    1.腎機能
    2.腎機能に影響を及ぼす薬物
    3.腎機能障害時の投与法
    5.食物アレルギー患者への薬物投与
    1.牛乳アレルギー
    2.ゼラチンアレルギー
    3.食品添加物アレルギー
    4.果物アレルギー
    第3章 小児への薬物投与上の特徴
    1.小児に使いやすい経口投与製剤の剤形と特徴
    1.服薬における小児の特殊性
    2.体内動態の剤形間の変動
    3.経口投与製剤の各種剤形の特徴
    2.小児に使いやすい外用剤の剤形と特徴
    1.局所作用を目的とする軟膏製剤
    2.全身作用を目的とする経皮吸収製剤
    3.粘膜投与製剤
    3.小児におけるコンプライアンス向上のための工夫
    1.ノンコンプライアンスの要因
    2.コンプライアンスを向上させるための工夫
    第4章 処方せんの記載と医薬品情報
    1.処方せん記載上の留意点
    1.院外処方せんの様式および記載事項
    2.院外処方せんで処方できる医薬品
    3.院外処方せんで処方できる投薬量(投与日数)
    4.院外処方せん記載上の注意点(記載例参照)
    2.医薬品の開発過程で生成される基本的な医薬品情報
    1.医薬品開発の概要
    2.非臨床試験
    3.臨床試験
    3.検索時に必要な医薬品情報源
    1.医薬品の主な文書情報
    2.インターネットを利用した医薬品情報の収集
    4.患者が必要とする薬剤情報の提供
    1.高松高裁判決とは
    2.東大分院における薬剤情報提供の取り組み
    第5章 小児における薬物療法の実際
    1.解熱薬
    1.発熱
    2.小児に使用できる解熱薬および使用上の注意点
    2.鎮咳・去痰薬の種類と特徴
    3.一般医薬品(over the counter drugs;OTC薬)における鎮咳・去痰薬
    3.テオフィリン
    1.テオフィリンの有効血中濃度
    2.テオフィリンの体内動態パラメータ
    3.小児におけるテオフィリン代謝の特徴
    4.小児への具体的なテオフィリン投与方法
    4.抗菌薬
    1.小児期の抗菌療法の特徴
    2.小児科領域における抗菌療法の実際
    5.抗てんかん薬
    1.抗てんかん薬の選択基準と使い方
    2.抗てんかん薬の体内動態
    3.抗てんかん薬の相互作用
    4.小児科で汎用される抗てんかん薬
    6.造影剤
    1.水溶性ヨード造影剤
    2.油性ヨード造影剤
    3.硫酸バリウム
    7.予防接種
    1.予防接種の種類
    2.予防接種時の注意
    3.ワクチンの副反応
    第6章 小児における異物誤飲の実態と対処法
    1.異物誤飲に関する調査報告
    2.異物誤飲時の基本的処置法
    3.小児の誤飲頻度が高い物質の特徴および具体的処置
    第7章 院内感染防止における消毒薬の適正使用
    1.主な消毒薬の特徴とその使い方
    2.一般的な消毒方法

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