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1,100 円(税込)
むかし、医学部の学生だったころ、生理学の講義のおりに、橋田教授が漢方のことにふれ、「わしはカゼを引くと、いつも葛根湯を飲むことにしている」といわれた。漢方などという言葉はめったに聴かなかったためか、この言葉が妙に記憶に残っていた。卒業後、物療ないかの医局員だったころ、あるとき眞鍋教授が、「白血球を減らすような薬は、わしは使わない」といておられた。当時、ドイツのG ドマックがプロントジルを産褥熱に使い薬効を得、1939年度のノーベル医学 生理賞を受けたこともあり、これがサルファ剤の初めとなった。
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