強迫性障害

出版社: ライフ・サイエンス
著者:
発行日: 2002-04-25
分野: 臨床医学:内科  >  精神医学
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2,750 円(税込)

商品紹介

本書は、強迫性障害について読者の方々に基礎的な情報を提供しようという目的で書かれました。この病気は、クリニックや病院で遭遇する機会の比較的多い神経症性の疾患で、これまで考えられていた以上に広くはびこっています。最近のいくつかの調査によれば、その生涯有病率は、総人口の2%にも及びますが、治療を求めて来診する人々は、かなり重症な患者に限られています。私達は、長く強迫性障害の研究と治療に携わってきましたが、日常診療の中で、この病気に悩んでいる患者や、大きな負担を背負う家族に勧められるような初歩的な解説書がないことに気がつきました。それが本書の執筆に至った動機です。(「まえがき」より)

目次

  • 強迫性障害
    貝谷久宣/訳
    《162ページ》

    ―目 次―

    1.強迫性障害とは何か
    I.強迫観念とは
    II.強迫行為とは
    III.強迫性障害の診断
    IV.強迫観念と強迫行為の関係
    V.強迫体験の諸要素
    VI.その他のキーワード

    2.強迫性障害と他の疾患との関係
    I.強迫性障害とその他の精神障害との関連性
    II.強迫性人格
    III.強迫性人格障害

    3.強迫性障害の患者達
    I.主な臨床病型
    II.一般的な解説

    4.家族、仕事、社会生活への影響
    I.家族にどのような影響がおよぶでしょうか
    II.仕事や社会生活への影響
    III.セックスと結婚

    5.有病率とその要因
    I.強迫性障害はどれほど頻繁に発症しますか?
    II.性と年齢
    III.結婚、家族、社会階層、教育
    IV.障害の経過
    V.強迫性障害の発症にかかわる要因
    VI.文化と強迫性障害
    VII.子供の強迫観念と強迫行為
    VIII.高齢者の強迫観念と強迫行為

    6.様々な理論と説明
    I.精神分析の考え方
    II.学習理論
    III.生物学的原因説
    IV.その他のアプローチ
    V.結論

    7.治療
    I.行動療法
    II.顕性儀式を伴う患者に対する暴露療法と反応防止療法
    III.顕性儀式を伴わない患者に対する治療
    IV.収集強迫の治療
    V.原発性強迫性動作緩慢の治療
    VI.その他の行動療法の方法
    VII.治療に際しての問題点
    VIII.その他の心理学的治療法
    IX.非心理療法
    X.小児の強迫性障害の治療

    8.判定と評価
    I.判定の目的
    II.判定はどのようになされるのでしょう
    III.治療効果の評価のための判定

    9.実際的なアドバイス
    I.本当に問題があるのだろうか?
    II.アドバイスを求める
    III.事故治療
    IV.希望の言葉

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