ハートナーシング　14/10　10月号

20世紀後半はCCUという専門病棟の導入にはじまり、数々の医療器具の発明や創意工夫、新しい治療法の開発により、虚血性心疾患の治療は急速な進歩をとげ予想を超えて大きく変貌した。多くの有用な新薬の開発はいうまでもなく、スワン　ガンツカテーテルの発明と血行動態を指標にしたポンプ失調の治療、PTCAの臨床応用と心筋梗塞急性期の再灌流療法の普及、IABPやPCPSなど補助循環法の確立と重症心不全管理の進歩など枚挙にいとまがない。