小児科診療　65/3　3月号

今回、新生児関連の特集を組むにあたり、「新生児医療の最新の知見を専門外の医師や研修医にもわかりやすく解説していただく」ことを第一の目標とし、日夜第一線でご活躍中の先生方に執筆をお願いした。あえて新生児の専門家以外を対象とした理由は、我が国の分娩の多くは新生児科医のいない一般病院や診療所で行われていて、そのうちの一部ではあるが、一般小児科医が予期せぬ病的新生児や低出生体重児の初期診療に携わる機会も存在するからである。本特集がこのようなときに適切な判断を下すための手助けとなることができれば幸いである。