女性が生涯を通じて健康であるためには、女性自身が各ライフステージにおける心と身体機能の特徴を理解し、積極的にヘルスケアに取り組む姿勢が求められる。これらの理解に必要な学習は家庭において始まり、学校での系統的教育によって培われることになる。その現状が量的に、また質的にも不十分であることは、今日の若年層に頻繁に発生している性感染症、人工妊娠中絶などの健康に関するトラブルからも明らかであろう。また、成人後のヘルスケアに関する情報の大半は、雑誌・テレビ番組などのマスコミによって提供されている状態は、話題性のあるト