「ゾロ品」、「コピー薬品」など後発品のイメージは概してよくない。米国でもかつて「mee-too-drug」と呼ばれた時代があり、評判はよろしくなかった。ところが今や先進国の後発品に対する認識は大きく変わっている。高騰する医療費、特に薬剤費を節約するツール(手段)という位置付けだ。生まれたばかりの赤ちゃんがいきなり大人になれないように、医薬品も育てなければいいものにはならない。育ての親は誰か。それは薬剤師をおいて他はない。名は体を表す。まずは後発品あるいはゾロ品という呼び名を改めるところからはじめよう。「ジェネリック医薬品、generic drug」と。