消化器外科 25/9 8月号

出版社: へるす出版
発行日: 2002-08-10
分野: 臨床医学:外科  >  雑誌
雑誌名:
特集: 膵嚢胞性腫瘍
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商品紹介

近年の診断技術の進歩、分子生物学的手法の発達はさまざまな医学の領域に疾患概念の変革をもたらしている。かつて、臨床現場にて取り扱われていた膵嚢胞は巨大な腫瘤であり、その頻度も少なく、疾患概念、分類について問題が生じることはあまりなかったと思われる。しかし、CT、MRIなどの画像診断の進歩により、さまざまな大きさ、肉眼形態、組織像を呈する膵の嚢胞性疾患に遭遇する機会は飛躍的に増大している。それに伴い、これまで生物学的な特性が不明だった膵の腫瘍性嚢胞の経験数も増大し、治療上の問題も明らかになりつつある。とくに、膵嚢胞性腫瘍の多くを占める粘液産生膵腫瘍については日本が世界に先駆けて症例の蓄積とその解析を行い、新たな知見を見出すとともに国際分類にも大きな影響を与えている。これらをふまえ膵嚢胞性疾患、特に膵嚢胞性腫瘍の疾患概念と分類について歴史的背景や現在までの知見を述べ、今後の方向性を考察していきたい。(「はじめに」より)

目次

  • 消化器外科 25/9 8月号

    ―目 次―

    特集 膵嚢胞性腫瘍

    1 膵嚢胞性疾患の概念と分類
    2 分子生物学的研究の現状
    3 膵管内乳頭粘液性腫瘍の画像所見と病理組織診断との対比
    4 膵粘液性嚢胞腫瘍の画像診断のポイント(病理組織所見と対比して)
    5 膵嚢胞性腫瘍の臨床診断と治療
    6 非浸潤性嚢胞腺癌の手術適応
    7 微小浸潤を伴う膵管内乳頭粘液性腺癌に対する手術術式
    8 浸潤癌となった膵嚢胞性腫瘍の手術術式

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