遺伝子医学 6/3 8月号

出版社: メディカルドゥ
発行日: 2002-08-10
分野: 基礎・関連科学  >  雑誌
雑誌名:
特集: 再生医療とDDS
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商品紹介

生体組織工学に必要な要素は、細胞、細胞の増殖分化のための足場、および細胞増殖因子である。細胞の足場のデザインと作製は大切であるが、足場がいかに優れていたとしても、再生部位に必要な細胞の数が少なかったり、細胞を増殖分化させる生体因子の濃度が低すぎたりすれば、望む生体組織の再生は起こらない。そこで、必要となるのが細胞増殖因子である。ところが、生体内で不安定で、しかも作用部位の特異性もない。細胞増殖因子や遺伝子を利用して、その再生効果を得るためにはドラッグデリバリーシステム(DDS)技術が不可欠である。従来、DDSは薬物治療のイメージが強く、再生医療とは無関係であると考えられてきたが、細胞増殖因子あるいは遺伝子の濃度を必要な場所で必要な期間にわたって有効値に保つためのDDSという視点からながめ、生体組織工学では中核技術である。本特集は、再生医療をDDSという視点からながめ、組織再生療法を目指したフロンティア技術としてのDDSの重要性を広く認識していただくことを目的として企画しました。(「巻頭言」より)

目次

  • 遺伝子医学 6/3 8月号

    ―目 次―

    特集 再生医療とDDS
    組織再生療法を目指した細胞増殖因子、遺伝子のフロンティア技術

    I.細胞増殖因子と組織再生療法

    肝細胞増殖因子(HGF)と組織再生療法―基礎から臨床へ―
    Multiple Growth Factor Delivery from Polymer System for Regenerative Medicine
    細胞増殖因子を用いた脳動脈瘤塞栓治療術

    II.遺伝子と組織再生療法

    生分解性ゼラチンを用いた遺伝子治療法
    マトリックスメタロプロテアーゼを用いた線維性疾患の治療
    ジストロフィン遺伝子導入によるDuchenne型筋ジストロフィー治療

    III.細胞増殖因子の徐放化と再生医療

    心臓血管系領域におけるドラッグデリバリーシステムの応用
    歯と歯周組織の再生
    骨組織の再生
    血管新生因子のDDSを用いた細胞移植―腎の蛋白代謝機能を代償する細胞移植療法の開発をめざして―
    Basic Fibroblast Growth Factor の徐放化とヒト脂肪前駆細胞を用いた脂肪組織再生
    皮膚組織の再生とbFGF徐放

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