臨床スポーツ医学 19/9 9月号

出版社: 文光堂
発行日: 2002-09-01
分野: 臨床医学:外科  >  雑誌
雑誌名:
特集: 膝前十字靭帯損傷(非接触型)の原因と対策
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商品紹介

膝前十字靭帯損傷の治療はここ20年間に飛躍的に進歩し、トップレベルの選手でも適切な再建手術を早期に行えば、元のスポーツ競技に受傷前と同じレベルで復帰できるまでになった。しかし予防医学的観点から見ると前十字靭帯損傷の発生頻度はここ20年間増加することはあっても減少することはなく、米国で年間25万人、日本でも年間5万人以上の発生件数があるとされている。特に女子は男子に比べ2〜5倍と頻度が高く、その大半がスポーツでの非接触性の損傷である。米国では女子選手の非接触性前十字靭帯損傷の受傷メカニズムの解明と予防プログラムの確立が焦眉の急となっており、アメリカ整形外科スポーツ医学会を中心に各種の研究プロジェクトが組まれつつある。このような国際的情勢を背景に今回この特集を組むことに至った。本企画は前十字人体損傷を予防の観点からみた初めての試みである。不十分の点は多々あると思われるが、今後のスポーツ医学の進歩に期待したい。

目次

  • 臨床スポーツ医学 19/9 9月号

    ―目 次―

    特集 膝前十字靭帯損傷(非接触型)の原因と対策

    非接触型膝前十字靭帯損傷の損傷頻度
    女性ホルモンの膝前十字靭帯損傷に対する影響
    性周期が膝前十字靭帯損傷に与える影響
    非接触型膝前十字靭帯損傷受傷場面の三次元動作解析
    前十字靭帯に与えられる外力と非接触型膝前十字靭帯損傷
    膝前十字靭帯損傷と関節固有感覚
    MRIからみた非接触型膝前十字靭帯損傷のメカニズム
    合併する関節内病変からみた膝前十字靭帯損傷のメカニズム
    膝前十字靭帯損傷予防のリハビリテーション

    特別企画/座談会
    ソルトレイクシティオリンピックにおける医学サポート活動

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