プログレス イン メディシン 基礎治療 22/8 8月号

出版社: ライフ・サイエンス
発行日: 2002-08-10
分野: 臨床医学:一般  >  雑誌
雑誌名:
特集: 続発性骨粗鬆症―診断と治療の実際―
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商品紹介

リウマチ性疾患の診療に従事するものとして、骨粗鬆症の重要性をますます強く感じる。原病の活動性がコントロールされたにもかかわらず、脊椎圧迫骨折のため社会復帰が遅れる患者を経験することがまれではない。これらの患者での骨粗鬆症は続発性と分類される。ステロイド療法が行われている膠原病の患者では、原疾患、体動の減少、治療薬が指摘され、さらに閉経後であることも少なくない。すなわち、大部分の症例で複数の要因が関与する。原発性および続発性骨粗鬆症の境界は明確なものではないと考えることができる。続発性骨粗鬆症への関与が示される疾患は多様である。患者の年齢構成や性別頻度も原発性骨粗鬆症とは異なる。性や年齢など基礎疾患の特徴に加え、処方される治療薬にも相違があり、骨粗鬆症と一括されるが、発症機序や病態整理、臨床特徴から一様ではないと考えられる。骨折の頻度にも相違があることが指摘されている。骨折の予防を管理目標とした続発性骨粗鬆症の診断基準や適切な予防・治療法の確立が必要と考えられる。(「巻頭言」より)

目次

  • PM 基礎治療 22/8 8月号

    ―目 次―

    特集 続発性骨粗鬆症―診断と治療の実際―

    巻頭言

    I.続発性骨粗鬆症とは―定義、分類、疫学

    II.続発性骨粗鬆症の臨床症状と診断
    1.臨床症状
    2.診断と治療効果の評価
     1)X線学的検査
     2)DXA(二重エネルギーX線吸収法)
     3)超音波法
     4)生化学、内分泌、免疫学的検査(臨床で使用されるマーカー)

    III.続発性骨粗鬆症の予防と治療
    1.基本的な対応
    2.治療薬の種類、作用機序と使用法
     1)ホルモン補充療法
     2)カルシウム製剤、ビタミンD製剤
     3)ビスフォスフォネート製剤
     4)カルシトニン製剤
     5)タンパク同化ホルモンおよびビタミンK
     
    VI.ステロイド骨粗鬆症の予防と治療―ACRガイドライン

    V.疾患における続発性骨粗鬆症
    1.慢性関節リウマチ(RA)
    2.全身性エリテマトーデス
    3.多発性筋炎、皮膚筋炎
    4.リウマチ性多発筋痛症
    5.甲状腺疾患、その他の内分泌疾患

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