乳がんカウンセリング 改訂第2版

出版社: 南江堂
著者:
発行日: 2002-07-01
分野: 基礎医学  >  免疫/血清
ISBN: 4524235191
書籍・雑誌
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2,640 円(税込)

商品紹介

この本は乳がん診療の現状と将来について知識を得たい人達のために書かれたものである。内容的には最新の研究情報を平易に記述するように心掛け、一般臨床医の方ばかりでなく患者の方々が読んでも理解できるように配慮した。現在急激に増加しつつある乳がんに対し、乳がん臨床医たちは多くの課題に取り組んでいる。ここではその中でもとくに論議の対象となっている「乳房温存療法」と「臨床試験」を中心に、その問題点をできるだけ客観的に、かつわが国での成績・成果を含めて記述した。さらに集団検診は有効か、手術の範囲はどこまで縮小できるのか、再発の予測はかのうになるのか、乳がんは遺伝するのか、抗がん剤はどの程度有効で進歩しているのかなどの、日頃医師会の講演の際や患者の方々から受ける質問を想定して本書を構成した。(「初版序文」より)

目次

  • 乳がんカウンセリング 改訂第2版
    福富隆志/著
    《127ページ》

    ―目 次―

    1 乳がんの増加とハイリスクグループ
    乳がんは急増―なぜだろうか
    若い人の乳がんが増えているのだろうか
    高脂肪・高カロリーの欧米型食生活は乳がん増加に関係しているのだろうか―どんな食生活を送ればよいのか
    女性のライフスタイルの変化が乳がんの増加につながっているのだろうか
    乳がんは遺伝するのだろうか―乳がんの家族歴
    両側乳がんとは

    2 乳がんの臨床
    乳がんの発生部位と進行度
    乳がんの治療成績
    早期乳がんとは
    乳がんの病理組織学的分類
    乳がんの悪性度とは
    若い人の乳がんは治りにくいのだろうか

    3 乳がんの診断―自己検診が基本
    乳がんは自分で発見できるがんである
    自己検診の仕方
    集団検診は有効か
    乳房のしこり―間違いやすい良性のしこり
    進んだ診断治療―基本はマンモグラフィ、超音波検査、細胞診
    腫瘍マーカーの役割

    4 乳がんの治療
    手術療法の種類
    手術は縮小傾向に―大きく手術すればするほど治る可能性が高いという考えは乳がんでは誤りである
    生存率ではまったく差のない乳房温存療法―しかし切除はんいを簡単に小さくする事はできない
    温存療法はがん遺残のコントロールが鍵である
    手術の縮小化にはどんな時代的背景があるのか
    乳房温存療法の現状と問題点
    早期がんである非浸潤がんがなぜ無条件に温存療法の適応になりにくいのか
    日本での乳房温存療法の一般的適応と研究成果


    5 告知の問題とインフォームド・コンセント
    告知は事実に基づいて正確に、かつ希望・期待がもてるように配慮する
    乳房温存療法におけるインフォームド・コンセント
    臨床試験におけるインフォームド・コンセント

    付録1 もう少し深く知りたい方のために―用語解説を中心に
    付録2 乳がん治療の最前線―やや専門的な内容を

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