救急救命士の病院内実習マニュアル

出版社: 金原出版
著者:
発行日: 2002-07-01
分野: 臨床医学:一般  >  救命/救急
ISBN: 430777129x
書籍・雑誌
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3,850 円(税込)

商品紹介

本書では、救急施設内で行われている患者対応を具体的に示した。そのことが、救急救命士が病院内実習を行う場合にあらかじめ知っておく必要があると考えたからである。救急救命士は、特定3行為だけがその任務ではない。あらゆる救急病変を理解することも必要である。救急現場から医療を提供するのが本来の救急救命士の仕事である。それはすぐ実現できるものではない。実務と研修、そして検証作業を積み重ねて行くなかで、地域救急医療のなかで、救急医との共同作業で作られていくものである。メディカルコントロールが近年多く語られているのは、実は救急救命士の資質をより高めるための地域救急医療のシステムを作ることなのである。(「序」より)

目次

  • 救急救命士の病院内実習マニュアル
    松原泉/編著
    《205ページ》

    ―目 次―

    第1章 札幌におけるメディカルコントロールの実践
    1.国の動き
    2.札幌におけるメディカルコントロールの動き
    3.札幌での経験で得たこと
    4.地域におけるメディカルコントロールとは

    第2章 救命救急センターの仕組み
    1.病院実習にあたっての心構え
    2.救急外来に必要な設備と機器
    3.救急医療実現のための院内システム
    4.救急患者搬入時の実際

    第3章 救急外来での画像診断
    1.救急における画像検査の選択とその特徴
    2.CPA
    3.代表的な疾病
    4.外傷

    第4章 症例の検討から
    1.多発外傷患者の初療
    2.急性心筋梗塞の初療

    第5章 心電図
    1.電気的刺激の伝わり方
    2.心電図波形の名称
    3.心電図の電極の位置
    4.救急現場で心電図をとる際に気をつける点
    5.おおよそのHRの数え方
    6.電機軸の測り方
    7.基本的な心電図の読み方
    8.不整脈
    9.WPW症候群
    10.虚血性心疾患
    11.急性心外膜炎
    12.心筋炎
    13.左室肥大
    14.右室肥大
    15.電解質異常
    16.心電図による鑑別診断

    第6章 救急臨床で使用される薬剤
    1.血圧低下時に考えるべき3要素
    2.カテコラミンとその類似物質
    3.強心配糖体
    4.抗圧薬・冠拡張薬
    5.抗不整脈薬
    6.その他の緊急薬剤

    第7章 救急に役立つ看護研修の実際
    1.はじめに
    2.救急救命士生涯研修の実際
    3.救急外来での看護研修
    4.看護ケアを学んだ初期の看護研修
    5.後期の接し方研修の成果
    6.まとめと今後の看護研修

    第8章 ドクターカー・ドクターヘリ
    1.救急現場への医師出動要請基準
    2.ドクターカーの出動態勢
    3.救急現場における出動医師の役割
    4.救急救命士の研修の場としてのドクターカー
    5.消防ヘリによる医師の救急現場への出動

    第9章 在宅医療とプレホスピタルケア
    1.はじめに
    2.在宅医療の現状(在宅療養患者の現状)
    3.介護保険制度
    4.在宅医療で求められる救急体制(在宅医療の限界とDNR)

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