本書は1998年1月から2002年2月まで雑誌HEARTnursingに連載された『HeartDictionary』の50号分、100項目の重要なキーワードに、新たに57項目を加えて、総計157項目のキーワードを収載したものです。ここでは疾患カテゴリーとして、「虚血性心疾患」、「高血圧・低血圧」、「心不全」、「不整脈」などを設けて、それぞれに、病院、医院を問わず日常診療においてしばしば遭遇する代表的な項目を取り上げています。また「診断法」のカテゴリーでは、血管内エコー法、RIアンギオグラフィーなど新しい診断技法をも取り上げ、「治療法」のカテゴリーでは、心肺蘇生法、高血圧、高脂血症における運動療法の実際などが示されています。「薬剤・食品」のカテゴリーではグレープフルーツジュースと薬物相互作用、抗酸化食品などを取り上げ、また、エコノミークラス症候群、サーカディアンリズム、アポトーシス、テクノ不安症など最近クローズアップされているキーワードも取り上げられています。(「序にかえて」より)