平成13年度の試験から実務的内容に関する問題が増加しました。また、平成14年度の試験からは法律の条文のみでなく、各種の通知からも出題されることになっており、介護支援専門員実務研修受講試験はますます「実務家を選別するための試験」という色彩を帯びていきます。第3版である本書では、受験者の既存知識と基本テキストの橋渡しを行うという従来のコンセプトはそのままに、以下のような改訂を行いました。まず、平成14年1月に行われた区分支給限度基準額の一本化に対応しました。本書の区分支給限度基準額の侯と短期入所生活介護の項を合わせて読んでいただくと、試験に必要な知識はすべて得ることができるように配慮しました。章末問題については、いくつかの問題を最新の過去問に差替えました。結局収載した問題の総数は245になりました。第2版と比較すると問題の難易度は若干上がったと思います。(「第3版序文」より)