本書に網羅されている領域は、既に臨床の現場で行われているものから、現在話題となっている領域および今後広く利用されるであろう領域など多岐にわたっている。本書は血管系を中心に、初心者のための検査の基本走査や注意点をアトラス形式によって分りやすく解説したものである。また、筆者らはそれぞれの領域での豊富な経験から、臨床例を含めて詳しく解説してある。本書の使用にあたっては、始めから読むのでもよいが、各章ごとに読みきれるように構成してあるので、検査を始める前や検査の現場でわからないことや疑問が生じた時などに辞書のように利用することもできるように編集されている。(「序」より)