腹部OSCE指南

出版社: 日本医事新報社
著者:
発行日: 2002-08-15
分野: 医学一般  >  医学一般
ISBN: 4784972749
書籍・雑誌
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2,420 円(税込)

商品紹介

オスキー(OSCE)なる言葉が学生教育で言われるようになって、国試への導入も検討されるようになってきました。しかし、日本という国は、医学生にどの程度までの実技能力修得を求めているのでしょうか?試験を課すのは当然としても、具体的な指針もないままでは学生も教員も困ってしまいます。国試の出題基準のように、まるで医学書の目次が並んでいるようなものではなくて、もっと、具体的な本物の指針はないのでしょうか。まあ、そんなことをぼやいていてもしかたありませんので、これまで私が学生さん用にまとめてきた文章に加筆して腹部OSCEについてまとめてみました。この本ではまずOSCE対策を想定して「第2章腹部OSCEのチェックポイント―まずは試験に受かることを考えよう―」と、第3章 OSCEのバリエーション」を、さらに実地臨床に必要な鑑別診断を意識した「第4章 OSCE対策だけじゃつまらない―腹部の診察から考える病態と鑑別診断―」とを書いてみました。なるべく具体的な内容になることと、実技試験だけではなくもっと本質的な考え方についても触れてみました。(「はじめに」より)

目次

  • 腹部OSCE指南

    ― 目次 ―

    基本編
    第1章 学生さんたちの特徴
    −単発の知識は役に立たない−
    1.学生さんたちは知識がない?
    2.Year Noteだけで事足りるか?
    3.縦糸と横糸
    4.系統的発想ができない
    5.検査(のレポート)が好き

    第2章 腹部OSCEのチェックポイント
    −まずは試験に受かる事を考えよう−
    1.OSCE(Objective Structured Clinical Examination)とは?
    2.OSCEの実際
    3.OSCEは国試に採用されるか?
    4.それはそれとして試験対策は必要だ
    5.患者さんに,「説明」と「気配り」をしながら診察する
    6.所見は声に出して
    7.診察の順序を間違わないこと(視→聴→打→触)!
    8.腹部を広く露出させる
    9.視 診
    10.聴 診(視診の次は聴診! だよ)
    11.打 診
    12.触 診
    13.評価方法と結果−評価者の立場で考えてみる−
    OSCE基本編:useful columns

    応用編
    第3章 OSCEのバリエーション
    1.「腹痛」「急性腹症」
    2.「腹部腫瘤」
    3.「臓器の腫大」
    4.「腹部膨満」

    第4章 OSCE対策だけじゃつまらない
    −腹部の診察から考える病態と鑑別診断−
    1.臨床医としての資質
    2.患者入室時の観察
    3.視 診
    4.聴 診
    5.打 診
    6.触 診
    7.腹部腫瘤の鑑別診断
    8.腹痛の鑑別診断
    OSCE応用編:useful columns

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