コンピュータ骨成熟評価システム　CD-ROM付

1986年からおよそ3年間にわたって行われた日中スポーツ交流再開30周年記念事業において日本体育協会スポーツ科学委員会と中華全国体育総会科教部との共同研究「青少年の体力に関する共同研究」が企画された。このとき日中青少年の体力を比較するための共通の指標が必要になり、この指標として「骨年齢」を用いることが決定した。このため日中両国で6歳から20歳までの男女について各年齢男女とも100枚の手部レントゲン写真を集め、日中青少年の骨年齢についてTanner-Whitehouse2法を参照して標準化をすることになった。そこでわが国は1986年4月1日から7月15日までの間に撮影した首都圏の小・中・高校生を中心に一部大学生を含めて男子1163名、女子1132名の左手レントゲン写真と、さらに就学前の幼児について日本体育協会水泳教室に通う子どもたちと、慶應義塾大学病院小児科および東京女子医科大学附属第二病院小児科で撮影した左手のレントゲン写真を対象にわが国小児の骨年齢（骨成熟）の表かとその標準化を行った。（「序にかえて」より）