義歯作りの法則

出版社: 砂書房
著者:
発行日: 2002-08-31
分野: 歯科学  >  歯科学一般
ISBN: 4901894021
書籍・雑誌
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19,800 円(税込)

商品紹介

「50の手習い」という言葉がふと浮かんだ。そういう私も数えで50になる。もちろん最近までこの言葉とは無縁で、まったく他人事でもありました。なんの趣味らしい趣味もなくこの年まできてしまった私ですが、実は習い事でもと思って「手習い」が出てきたわけでもありません。義歯作りをはじめてもう22年もたとうとしているのに、日常の臨床では一からもう一度やり直さないと、と素直に反省させられることが結構あります。つまり患者さんに喜んでもらえないという大きな壁につきあたってしまうので、「50の手習い」を義歯についても始めなさいということなのかも知れません。したがいまして、本著を御購入いただいた皆様には大変申し訳ないのですが、そんな私が書いたものなので、長い?臨床の中から得たこれだという義歯づくりのエッセンスをまとめたものにはなっておりません。でもこの本を読破されましたら、あきらめないで患者さんが納得してくれるような義歯作りのチャレンジができる自分を発見することになる、と確信しております。「このヘタクソー」などと大声を出したり、ニガ笑いをしながら、「そんな失敗ワシはセン。まだ若いな!!」ときっと思われ、ページをめくるられることでしょう。(「まえがき」より)

目次

  • 義歯作りの法則

    ―目 次―

    ■はじめに

    噛める義歯とは
    まんなかを間違えない義歯作り

    ■高すぎず

    高すぎるのは・・・
    患者さんの信頼を得るためには
    審美というのは患者心理の中で大きなポイント
    低すぎる
    レトロモラーパッドが覆えないケース
    口角炎を見たら咬合高径は低いと思うべし

    ■大きくもなく

    今だからわかる大きさ
    自院で製作した旧義歯に出合うと
    歯列弓と大きさ
    義歯には義歯の形がある
    大きいのはいやなもの
    理想的と思えても大きいことがある
    咬合床は咬合採得をするためだけの道具ではない
    当たったら削る?
    吸着を求めるために口蓋を閉鎖し床の延長をはかる
    旧義歯に手を入れず旧義歯を利用して印象
    ご飯粒が入る外形とは
    大きい義歯は患者さんにとって苦痛

    ■まんなかを

    軟化パラフィンワックス臼歯部咬合法って不思議
    やっぱり上下正中は合っている
    どうも調子が悪いという症例をリマウントしてみると
    それでも正中は合っている
    患者さんから「へん」と言われる前に
    それでもやっぱり上下正中は合っている
    上下の正中関係は治療の方向性を示すことも

    ■バランス良く

    上顎前歯ひきずり型の下顎前歯排列は
    ワックスデンチャー試適で読むもうひとつのこと
    バランスってやっぱり全体のこと
    案外忘れている当たり前の排列基準
    「何処」がわかれば治せるかも知れない
    新義歯の方がうまく噛めないように見えるが

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