難病患者を支えるコーチングサポートの実際

出版社: 真興交易医書出版部
著者:
発行日: 2002-09-20
分野: 看護学  >  看護学一般
ISBN: 4880036854
書籍・雑誌
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商品紹介

本書で紹介する「コーチング」は、1980年代にアメリカでスポーツ、ビジネス、教育、個人的成長などの分野に導入されて大きな成果を発揮したコミュニケーションの形態である。スポーツ選手らの傍らにいて選手に伴走するコーチのスタンスは、行く手の不明な難病のような慢性疾患の診療に携わる医療従事者にも必要とされるものと考えられる。また、「コーチング」は患者に対してのみならず、患者家族、医療チームをサポートするためにも有用である。そしてなにより、自分自信が医療現場で最高のパフォーマンスを発揮するためにも、「コーチング」は有用である。(「まえがき」より)

目次

  • 難病患者を支えるコーチングサポートの実際

    ―目 次―

    I 難病患者マネジメントのためのコーチングの意義

    1 難病とは
    2 難病に伴うさまざまな困難
    3 生物医学モデルの限界
    4 ナラティブ・ベイスト・メディスン―患者の主観と対話に基づく医療
    5 難病を支えるコーチング

    II コーチング紹介

    1 コーチングの歴史と現状
    1 コーチングの歴史と発展
    2 現在、なぜコーチングが注目されているのか
    3 日本のコーチの現状

    2 コーチング「教える」という立場から「自発的行動を促す」という立場へ
    1 コーチングとは
    2 自発的な行動を促すコーチング
    3 聞くことの意味
    4 コーチングのプロセス

    3 コーチングスキル
    1 タイプ分け
    2 コーチングスキル解説

    III 患者・医療スタッフのためのコーチング

    1 医療におけるコーチングの現状
    1 日本の現状
    2 世界の現状

    2 医師にとってのコーチング
    1 患者・家族とのコーチング
    2 医療スタッフのコーチング
    3 自分のためのコーチング

    3 看護師にとってのコーチング
    1 患者の夢・生きる楽しみを共有する意味
    2 ラポールを築く
    3 情報収集をする
    4 目標を設定する

    4 ソーシャルワーカーにとってのコーチング
    1 ソーシャルワーカーとは
    2 ソーシャルワーカーにとってのコーチング
    3 患者、家族へコーチングを用いる場合
    4 コーチングの強み〜事例より
    5 医療従事者自身にとってのコーチング

    5 リハビリテーションとコーチング
    1 リハビリテーション医療とはなにか?
    2 リハビリテーション医療の実践
    3 リハビリテーション医療におけるコーチングの位置付け

    6 患者にとってのコーチング―私の体験
    <コーチとしての立場から>
    <眼科医のコメント>

    IV 難病コーチング各論

    1 ベーチェット病
    2 重症筋無力症
    3 全身性エリテマトーデス(SLE)
    4 再生不良性貧血
    5 筋萎縮性側索硬化症(ALS)
    6 特発性血小板減少性紫斑病(ITP)
    7 潰瘍性大腸炎
    8 大動脈炎症候群
    9 特発性拡張型心筋症
    10 原発性免疫不全症候群
    11 原発性肺高血圧症
    12 網膜色素変性症
    13 特発性大腿骨頭壊死症
    14 パーキンソン病と脊髄小脳変性症
    15 後縦靭帯骨化症
    16 シェーグレン症候群
    17 多発性硬化症

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