整形外科最小侵襲手術ジャーナル No.30 2004年2月

出版社: 全日本病院出版会
発行日: 2004-02-15
分野: 臨床医学:外科  >  雑誌
雑誌名:
特集: 最小侵襲から観たTFCC損傷治療の最近の動向
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目次

  • 整形外科最小侵襲手術ジャーナル No.30 2004年2月


    ―目次―

    特集 最小侵襲から観たTFCC損傷治療の最近の動向
     
    手関節尺側部痛の原因と鑑別診断
     手関節尺側部痛の原因疾患と,診断に際して必要な理学所見と
     画像診断を中心に記載した。
     それぞれの所見を総合的に判断する事が大切である。
    TFCCのバイオメカニクス
    TFCCの解剖と尺骨短縮骨切り術の効果
     遠位橈尺関節不安定症に対する尺骨短縮骨切り術の効果を
     解剖結果を基に検討し。.
    TFCC損傷の画像診断
     手関節TFCC損傷の画像診断として関節造影,MRIについて述べた。
    手関節TFCC損傷の鏡視下部分切除術
     最小侵襲の観点から手関節TFCC損傷に対する鏡視下部分切除術に
     ついて手術手技を中心に紹介した。
    TFCC損傷の鏡視デブリドマン
     鏡視下TFCC部分切除治療の長期成績は良好な結果であった。
     正確な診断と切除手技が重要で,本法はTFCC治療の第一選択と
     と考えている。
    ホルミウム・ヤグレーザーによる鏡視下デブリードマン
    (デブライドメント)
     ホルミウム・ヤグレーザーは鏡視下デブリードマンにおける
     軟骨損傷の回避と手術時間の短縮を可能としたが
     骨壊死を未然に防ぐために適切な使用が重要である。
    TFCC損傷の鏡視下縫合術
     TFCC損傷の診断方法と手術適応に基いた分類,TFCC repair
     S-wierを用いた鏡視下縫合術の方法と成績について述べた。
    TFCC損傷に対する保存療法(自然経過)と尺骨短縮術
     多くの三角線維軟骨複合体損傷は保存療法で痛みがとれる。
     性急な手術は戒めるべきである。難治性の症例では尺骨プラス
     変異のことが多く尺骨短縮術が有用である。
    TFCC断裂を伴わない尺骨突き上げ症候群の病態
     尺骨突き上げ症候群の病態は十分には解明されていない。
     今回,Palmer分類に該当しないTFCC断裂のない同症候群の
     治療経験からその病態に対する疑問を提示した。
    三角線維軟骨複合体(TFCC)損傷治療のメタ分析
     TFCC損傷治療に関するEBMを満足する報告はない。
     半定量的研究も加えた検討でも,各手術方法において相当数の
     非治癒率が存在することより,TFCC損傷治療の再検討が必要である。

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