目次
- 実験医学増刊 22/5 免疫研究のフロンティア
―目次―
免疫研究のフロンティア
分子,細胞から個体レベルでの免疫システムの解明と
それが導く新しい臨床応用
概論:システムとしての免疫系
破綻としての免疫疾患
第1章 自然免疫システム
1. エンドトキシン(LPS)の認識機構とTLR4の活性化機構
2. TIRドメインを含むアダプター分子群がTLRシグナル
伝達経路を担っている−MyD88依存的経路とMyD88非依存的
経路の分子的機序
3. IgAおよびIgM に対するFc受容体とその機能
4. インターフェロン-α/βシグナルによる癌と免疫の制御
5. ペア型レセプター群によるウイルス感染生体防御機構
6. NKT細胞と樹状細胞間における活性化と制御機構
第2章 獲得免疫システム
1. Th2/Tc2細胞分化に伴うTh2サイトカイン遺伝子
(IL-4,IL-5,IL-13)座のクロマチンリモデリング
2. B細胞のシグナル伝達制御−アダプター分子,
Grb2・BLNKによるVavのラフトへの移行制御
3. T細胞のシグナル伝達制御−ラフトドメインによる機能制御
4. 胚中心B細胞の親和性成熟に関与するRNAプライマーゼGANP
5. メモリーB細胞分化とBcl6
6. SOCSによる自然免疫と獲得免疫の制御
第3章 抗原提示細胞とホーミング
1. 樹状細胞サブセットと免疫応答制御
2. 制御性樹状細胞による急性GVHD制御
3. コンドロイチン硫酸プロテオグリカンと白血球浸潤
4. CCR7ケモカインによる胸腺T細胞移動制御
5. RAPL/Rap1によるLFA-1接着と遊走の制御
6. 癌に対する免疫監視機構
−SPA-1遺伝子破壊マウスを用いた解析
第4章 トレランスと粘膜免疫
1. FoxP3とCD25+CD4+制御性T細胞
2. 末梢リンパ器官形成と再生
3. パイエル板樹状細胞サブセットによる正と負の免疫粘膜制御
4. GVHDにおけるパイエル板の意義
−急性移植片対宿主病の発信源は腸の粘膜にある
パイエル板である
5. NALT組織形成メカニズムの特異性と粘膜免疫におけるその機能
6. 腸管粘膜における孤立リンパ小節とクリプトパッチの発生と
機能
第5章 免疫と疾患
1. Toll様受容体による自然免疫と獲得免疫のクロストーク
2. サイトカインからみた自己免疫疾患
3. GVHDにみる生体のアロ認識機序
4. SLE・RAからみた自己免疫
5. 腫瘍抗原ペプチドを駆使した癌免疫療法の新展開