人体の構造と機能 7 血液・免疫・内分泌

出版社: 日本医事新報社
著者:
発行日: 2002-11-28
分野: 臨床医学:内科  >  血液
ISBN: 4784931287
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商品紹介

本シリーズの特色は、頁を開いてすぐにわかるように、フルカラーの図解を中心に構成されていることと、1項目を1見開きに収めて解説していることである。各項目は、図解に沿って人体の構造を学び、その構造がどのような機能を果たしているのか、さらにその構造や機能を支えている物質は何か、ということを順を追って関連付けながら学んでいけるよう配列してある。精妙に構築され機能している人体の世界を、総合的な視野から眺めていただきたい。

目次

  • カラー図解 人体の正常構造と機能 VII 血液・免疫・内分泌

    ― 目次 ―

    ●血液の組成
     血液の45%は細胞成分で,そのほとんどが赤血球である

    ●造 血
     血液細胞は骨髄でつくられる
     すべての血液細胞は共通の幹細胞から分化する

    ●物質輸送;赤血球
     赤血球はヘモグロビンの入った柔らかい袋である
     エリスロポエチンは酸素需要に応じて赤血球の産生を調節する
     赤血球は約120日で寿命を終え,破壊される
     赤血球膜上の抗原が血液型を決める

    ●止血機構;血小板と血漿
     血管壁,血小板,凝固因子が協同して出血を止める
     凝固系と線溶系のバランスが血栓の成長と溶解を調節する

    ●生体防御(1);食細胞と自然免疫
     好中球とマクロファージは非特異的生体防御の主役である
     好中球は真っ先に感染局所に動員される
     補体は食細胞の貪食を助けるとともに,それ自身殺菌作用を持つ
     炎症は,生体防御反応を肉眼レベルの現象としてとらえたものである

    ●生体防御(2);リンパ球と獲得免疫
     リンパ球は体内を循環しながら,抗原との出会いを待つ
     体液性免疫と細胞性免疫が補い合って,さまざまな抗原に対処している
     B細胞は,抗原特異性の異なる数億種類の抗体を作ることができる
     T細胞の活性化には,抗原認識とともに第2のシグナルが必要である

    ●生体防御(3);免疫の異常
     過剰な免疫応答により組織が傷害されることをアレルギーという
     自己免疫疾患は,自己寛容の破綻した状態である

    ●生体防御(4);リンパ器官
     粘膜面は常に外来抗原にさらされており,MALTがその侵入を防いでいる
     組織に侵入した抗原はリンパ節で捕捉され,抗体が産生される
     白脾髄は抗体を産生し,赤脾髄は古い赤血球を破壊する
     T細胞は胸腺で分化・成熟する

    ●内分泌系の概観
     ホルモンはきわめて微量で生理機能を調節する

    ●視床下部と下垂体
     視床下部と下垂体は神経内分泌を行う機能単位である
     下垂体ホルモンの分泌機構は,前葉と後葉で大きく異なる
     視床下部ホルモンは内分泌系の最上位ホルモンである
     下垂体前葉ホルモンは,末梢内分泌腺からのホルモン分泌を促進する
     成長ホルモンは,脳を除くすべての組織の成長を促進する

    ●甲状腺,上皮小体
     コロイドを満たした濾胞上皮が甲状腺ホルモンをつくる
     甲状腺ホルモンはチロシンとヨウ素から合成され,コロイド中に貯えられる
     甲状腺ホルモンはほとんどの組織に作用して代謝を亢進させる

    ●副 腎
     副腎は発生起源と機能の異なる2種類の組織からなる
     副腎皮質はステロイド分泌細胞,髄質はカテコールアミン分泌細胞からなる
     副腎髄質の分泌するアドレナリンは,交感神経の興奮と類似の作用を及ぼす
     副腎皮質ではコレステロールから3種類のステロイドホルモンがつくられる
     糖質コルチコイドは代謝を調節し,ストレスに対抗する
     電解質コルチコイドは腎集合管でのNa+再吸収を促進し体液量を維持する

    ●性腺,松果体
     性ホルモンは,副腎皮質・精巣・卵巣において共通の経路で合成される


    シリーズ
    構成: I. 呼吸器…………………好評発売中(2002年6月刊行)
    II. 循環器…………………好評発売中(2000年2月刊行)
    III. 消化管…………………好評発売中(2000年 8月刊行)
    IV. 肝・胆・膵……………好評発売中(2001年1月刊行)
    V. 腎・泌尿器……………好評発売中(1999年9月刊行)
    VI. 生殖器…………………未刊
    VII. 血液・免疫・内分泌…本書(2002年11月刊行)
    VIII. 中枢神経…………………以下続刊
    IX. 末梢神経・感覚器・皮膚
    X. 運動器

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