ベッドサイドのBasic Cardiology 心筋細胞の電気生理学

出版社: MEDSi
著者:
発行日: 2002-01-01
分野: 臨床医学:外科  >  心臓/血管外科
ISBN: 4895923185
書籍・雑誌
≪全国送料無料でお届け≫
取寄せ目安:8~14営業日

5,060 円(税込)

商品紹介

心臓電気生理学は難しいという先入観を覆し、心電図や不整脈の基礎的背景を臨床と関連づけることによって、一連の繋がりと全体像が把握でき、更なる興味を導き出すことを目指した、これまでにないタイプのテキスト。入門書として、また再学習のために、医学生から臨床家まで有用な好著である。

目次

  • ベッドサイドのBasic Cardiology 心筋細胞の電気生理学

    ― 目次 ―

    Part 1 心筋細胞の電気生理学を考える―何を知っておくべきか―

    1電気生理学はなぜ難しいのか? 
    2疑問その1:心臓の電気活動―心臓はなぜ自律的で,規則的なポンプ活動を行うことができるのだろう?― 
    3疑問その2:心電図―心電図を見ると,なぜ頭が痛くなってしまうのだろう?― 
    4疑問その3:不整脈の分類―なぜこんなにも複雑に感じるのだろう?― 
    5疑問その4:抗不整脈薬―どのように使い分ければいいのだろう?― 
    6心臓の電気生理学を学ぼう

    Part 2 分子・細胞レベルで何が起こっているか―ミクロの事象を理解する― 

    7静止膜電位とイオン濃度勾配:細胞の内と外 
    8ナトリウム (Na+) チャネルとは? 
    9カルシウム (Ca2+) チャネルって何? 
    10カリウム (K+) チャネルの基本 
    11多彩なK+チャネル:応用編 
    12イオン交換系 (ポンプ) とは? 何のためにあるのか? 
    13ペースメーカ活動を作るイオン電流 
    14電位依存性とは?―より深く知りたい人のために― 
    15イオンチャネルの心筋内分布 
    16gap junctionとは?:指令の流し手 
    17興奮伝導を細胞レベルで考えよう!
    18興奮収縮連関についてのお話 
    19パッチクランプ法とは? 難しい実験方法?
    20イオンチャネル,活動電位,そして心電図へ
    21P波の成り立ち 
    22QRS波形のなりたち―異常心電図読解の決め手― 
    23PQ時間から何が読めるか? 
    24T波の成り立ち―T波から活動電位を想像する― 
    25Ta波とは?

    Part 3 機能・病態・治療とどう関連しているか―ミクロの知識からマクロの現象を知る―

    26不応期とは? 伝導とは?―伝導ブロックはどのようにして起きるか?―
    27リエントリーとは? 
    28異常自動能とtriggered activity―わかっていそうで理解していない概念― 
    29生体の不整脈防御機構――健常者ではなぜ不整脈が起きない? 
    30イオンチャネルと自律神経―なぜ不整脈はときと場合により出やすくなったり,出にくくなったりするのか?― 
    31mechanoelectrical feedback―心不全で不整脈が増える理由と伸展活性化イオンチャネル― 
    32臨床電気生理学的検査の真髄 
    33gap現象,第3/4相ブロック,fatigue現象―臨床電気生理学的検査の特殊用語─34reset現象,entrainment現象―頻拍中になぜ電気刺激を加える?― 
    35虚血心筋の電気生理 
    36心室肥大で見られる心電図異常の理由 
    37電解質異常でみられる心電図異常と不整脈 
    38肺静脈,上大静脈の電気生理 
    39上室頻拍の基本 
    40心房粗動の成因 
    41細動:その神秘  
    42発作性心房細動の治療 
    43リモデリング:不整脈の摩訶不思議 
    44特殊な心室頻拍
    45基礎心疾患に伴う心室頻拍 
    46Brugada症候群:突然死する心電図異常
    47QT延長症候群:遺伝子から心電図異常へ
    48洞機能不全症候群III型を考える 
    49抗不整脈薬の薬理―あなたはどのくらい知っていますか?― 
    50Sicilian Gambit―新しい抗不整脈薬の分類は使えるか?― 
    51抗不整脈薬のNa+チャネル抑制作用 
    52アミオダロン:不思議な薬物 
    53抗不整脈薬の代謝:薬物代謝酵素の遺伝子多型 
    54抗不整脈薬とカテーテル・アブレーションの違い

    Part 4 基礎研究の知識を臨床にどう生かすか―ミクロとマクロの統合の試み:21世紀の不整脈治療を考える― 

    55これからの不整脈診療を考える 
    56不整脈の基質は可逆的か,不可逆的か? 
    57不整脈治療の目標―QOLとMortality,RiskとBenefit― 
    58不整脈治療の実際:ミクロとマクロの統合的応用― (1) 基礎疾患のない心房細動の治療― 
    59不整脈治療の実際:ミクロとマクロの統合的応用― (2) 基礎疾患のある心房細動の治療―

最近チェックした商品履歴

Loading...