健康・体力のための運動生理学

出版社: 杏林書院
著者:
発行日: 2000-01-01
分野: 医療技術  >  リハビリ技術
ISBN: 4764410435
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商品紹介

運動生理学は20世紀の前半には身体運動,とくにスポーツ活動に科学的根拠を与えるものとして重要であったが,20世紀の後半には健康の維持と増進に科学的基盤を与えるものとして重要な役割を果たしてきたと考えています.運動生理学を理解するためにはその基礎となる生理学の知識を得ておくことが必要である.第1部で運動時の身体の動きについて器官別に記述している.東京オリンピック以降,一般人の健康体力づくりへの関心が高間たことに呼応して,運動による疾病の予防が運動生理学の重要な課題となった.これに関する研究は現在なお盛んに行われており,確立された重要な知見について第2部で取り上げています.

目次

  • 健康・体力のための運動生理学

    ― 目次 ―

    I部 運動とからだの働き
    1章 運動生理学とその発展
    1 運動生理学とは
    2 運動とスポーツ
    3 運動生理学の発展
    4 運動生理学の課題
    2章 筋肉と運動
    1 筋肉の分類と骨格筋の構造
    2 筋収縮のメカニズム
    3 骨格筋線維のタイプ
    4 筋収縮のエネルギー
     1.ATP-CP系
     2.乳酸系
     3.酸素系
     4.スポーツ種目とそれに用いられる主たるエネルギー系
    5 筋収縮の4つの型
     1.等張性収縮
     2.エクセントリック収縮(遠心性収縮)
     3.等尺性収縮
     4.等速性収縮
    6 負荷の大きさと運動時間
    7 筋力とパワーの関係
    8 筋力
    9 筋持久力
    10 筋運動の効率と経済速度
    11 筋電図
    12 筋にある感覚受容器-筋紡錘とゴルジ腱器官
     1.筋紡錘
     2.ゴルジ腱器官
     3.伸張反射と相反抑制
     4.腱器官からの反射
    3章 神経系と運動
    1 神経系の概説
     1.神経系の分類
     2.ニューロン
     3.静止電位と活動電位
     4.活動電位の伝導の原則
     5.シナプス
    2 末梢神経系
     1.体性神経系
     2.自律神経系
    3 中枢神経系
     1.脊髄
     2.脳幹
     3.小脳
     4.大脳
    4章 呼吸と運動
    1 呼吸器の構造と機能
    2 呼吸運動
    3 肺の容量
    4 呼吸運動の調節
     1.呼吸中枢
     2.神経的調節
     3.化学的調節
    5 酸素と二酸化炭素の移行
    6 運動時の呼吸数および換気量
    7 運動と酸素
    8 最大酸素負債量
    5章 循環と運動
    1 循環器概論
    2 心拍出量
     1.心拍量の測定法
     2.安静時の心拍出量と姿勢、環境
     3.最大心拍出量
    3 動静脈酸素差
    4 心拍数
     1.安静心拍数
     2.最高心拍数
     3.負荷の強さと心拍数
     4.作業の種類と心拍数
     5.精神的緊張と心拍数
     6.潜水中の徐脈
     7.気温と心拍数
     8.心拍数の立上りと年齢
    5 スポーツ心臓
    6 血圧
     1.Poiseuilleの法則
     2.血圧の日内周期
     3.運動と血圧
    7 酸素輸送系としての循環
     1.最大酸素摂取量
     2.最大酸素摂取量の制限因子
    6章 エネルギー代謝と運動
    1 エネルギー代謝の測定法
     1.直接熱量測定法
     2.間接熱量測定法
    2 呼吸商と呼吸交換比
    3 運動のエネルギー代謝の示し方
     1.酸素摂取量(Vo2)
     2.消費カロリー
     3.メッツ(Mets)
     4.エネルギー代謝率(RMR)
     5.心拍数
    4 基礎代謝
     1.体表面積の推定式
     2.体表面積を用いた基礎代謝の推定式
     3.体重を用いた基礎代謝の推定式
    5 身体活動時のエネルギー代謝
     1.日常活動と運動のエネルギー代謝
     2.歩行のエネルギー代謝
    7章 体温調節と運動
    1 体温
     1.体温の恒常性
     2.体温の測定
     3.体温の生理的変動
    2 熱産生
     1.基礎代謝
     2.特異動的作用
     3.ホルモンの作用
     4.運動
    3 熱放散
     1.伝導および対流
     2.放射
     3.不感蒸散
     4.発汗
    ほか

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