実践統計学入門

出版社: 篠原出版新社
著者:
発行日: 2001-06-01
分野: 医学一般  >  医療統計学
電子書籍版: 2001-06-11 (第1版第2刷)
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商品紹介

はしがきより:本書のスローガンは「基本から応用(実践)まで」であり、対象とする読者としては、統計学の必要性を身をもって実感している方々から今後必要になりそうだという方々までで、「統計学の教科書を読んだが理解が進まない」という方々である。こうした読者の代弁者として、研究 開発で活躍する同僚「杉原英光 細野誠 渋谷憲 黒岩俊介 丸山佐起子 飯田真嗣 菊池加代」の7人の侍に査読者として忌憚のない意見を頂戴したことに、編集部の方々に加えて、ここに感謝の意を表したい。

目次

  • 実践統計学入門
    足立堅一

    ―目次―
    第1章 対応のあるt検定とWilcoxonの符号順位検定
    第2章 検出限界の処理法―誰もが一度は悩む問題へのベターな対処法
    第3章 基準値からの変化の指標―適切な指標の選択法
    第4章 回帰・相関―パラメトリック指標に疑念をもつべきとき
    第5章 不偏分散と自由度―分散は変動をなぜnでなくn-1で割るのか、自由度とは何か
    第6章 複数基準値(前値)の処理法―平均値か無作為に1個を採用するか
    第7章 統計学と信号検出理論―SN比的観点の奨めとその有用性
    第8章 Bayesの定理―その本質と存在意義
    第9章 Bayesの定理の臨床診断への応用―その本質と存在意義
    第10章 ROC曲線手法―従来法との比較・その特徴と実施法
    第11章 t分析からF分析へ―分散分析への道
    第12章 「交互作用と一般化可能性」ならびに「交絡と対処法」
    第13章 経時的測定データにおける歯抜けデータおよび繰り返しデータの処理法
    第14章 E(aX±bY±c)とV(aX±bY±c)の意味と意義―誤差分散の剛性の理解を中心に
    第15章 回帰分析と共分散分析―差分型モデルから一般的共分散分析へ
    第16章 正規分布と2項分布―正規分布の標準化と2項分布の正規近似
    第17章 必要例数の設計―必要な理由と実践的理解
    第18章 多重非核法の考え方と実践的使い分け―対比較法を中心に

この書籍の参考文献

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本参考文献は電子書籍掲載内容を元にしております。

第1章 対応のあるt検定とWilcoxonの符号順位検定 - パラメトリック検定が破綻するとき

P.7 掲載の参考文献
1) 内藤滋人, 谷口興一. 新しい急性心不全治療薬カルペリチド(ハンプR) の基礎と臨床. 循環制御 16(4) 596-601(1995)
2) 足立堅一. らくらく生物統計学, 第3章, 第10章(中山書店, 東京, 1998)

第2章 検出限界値の処理法 - 誰もが一度は悩む問題へのベターな対処法

P.20 掲載の参考文献
1) メインランドD. 医学における統計的推理, 柏木力ほか訳(東京大学出版会, 東京, 1973)
2) 足立堅一. らくらく生物統計学, 第10章(中山書店, 東京, 1998)

第3章 基準値からの変化の指標 - 適切な指標の選択法

P.37 掲載の参考文献
1) Pocock SJ/コントローラー委員会(監訳). クリニカルトライアル -よりよい臨床試験を志す人たちへ(篠原出版, 東京, 1989)
2) 佐久間昭. 医学統計Q&A(金原出版, 東京, 1987)
3) 足立堅一. らくらく生物統計学, 第10章(中山書店, 東京, 1998)
4) Adachi KI & Ishii Y. Vocalization response to close-arterial injection of bradykinin and other algesic agents in guinea pigs and its application to quantitative assessment of analgesic agents. J Pharmacol Eax) Ther 209, 117-124 (1979)
6) 足立堅一. シミュレーションを用いた, 最小化法(minimization) における主としてバランス度に関する代表的疑問への解答およびケース別バランス度検証法. 医療とコンピュータ7(6) , 78-84(1997)

第4章 回帰・相関 - パラメトリック指標に疑念をもつべきとき

P.53 掲載の参考文献
2) 足立堅一. らくらく生物統計学, 第6章「回帰と相関」(中山書店, 東京, 1998)
3) 佐々木重夫ほか. 微分積分学, 第2章「微分」(広川書店, 東京, 1965)
4) 守谷栄一. 数理統計学, 14. ノンパラメトリック法(日本理工出版, 東京, 1985)

第5章 不偏分散と自由度 - 分散は変動をなぜnでなくn - 1で割るのか, 自由度とは何か

P.68 掲載の参考文献
1) 吉村 功. 自由度をめぐる6つの疑問, 医薬安全性研究会会報, 第27号, p1-10(1988)
2) 足立堅一. らくらく生物統計学, 第9章「E(aX±bY±c)とV(aX±bY±c)の意味と意義」, 第1章「母集団と標本」(中山書店, 東京, 1998)
3) 佐藤 信. 推計学の手ほどき, 第3章「母集団と試料」, 第4章「バラツキの問題」(南江堂, 東京, 1973)
4) Sokal RR & Rohlf FJ(藤井宏一, 訳). 生物統計学(共立出版, 東京, 1983)
5) 安藤洋美. 統計学けんか物語(海鳴社, 東京, 1989)
6) Goldstein A(木村正康ほか, 訳). 生物検定法入門, 第2章「計量的データ」p32(南江堂, 東京, 1991)
7) 吉村 功. 自由度の補足について, 医薬安全性研究会会報, 第28号, p24-29 (1989)
8) 佐久間昭. 生物検定法, 2. 「基礎事項」演習(E) 4. (東京大学出版会, 東京, 1980)

第6章 複数基準値 ( 前値 ) の処理法 - 平均値か無作為に1個を採用するか

P.85 掲載の参考文献
1) 足立堅一. らくらく生物統計学, 第9章「E(aX±bY±c)とV(aX±bY±c)の意味と意義」(中山書店, 東京, 1998)
2) 山内二郎(編). 統計数値表(日本規格協会, 東京, 1972)

第7章 統計学と信号検出理論 - SN比的観点の奨めとその有用性

P.98 掲載の参考文献
1) 田口玄一. 改定新版 統計解析, 第2章「一元配置;注」(丸善, 東京, 1973)
2) 大橋靖雄. 医薬品開発と生物統計. ヒューマンサイエンス10(3), 14-17 (1999)
3) 佐久間昭. 薬効評価 -計画と解析I, 第2章「統計的推論」(東京大学出版会, 東京, 1977)
4) 足立堅一. SN比を用いた腫瘍マーカー・診断薬の性能評価の方法. 医療とコンピュータ 6(4), 89-93(1994)

第9章 Bayesの定理の臨床診断への応用 - その本質と存在意義

P.127 掲載の参考文献
1) 久道 茂. 医学判断学入門, 第2章「診断とスクリーニング」(南江堂, 東京, 1990)
2) Fisher RA. 統計的方法と科学的推論, 渋谷政昭, 竹内 啓, 訳(岩波書店, 東京, 1971)
3) 医薬審 第1047号「臨床試験のための統計的原則について」(1998年11月30日)
4) 林 周二. 統計学講義, 第6章第6節「ベイズの定理, 主観確率」(丸善, 東京, 1984)

第10章 ROC曲線手法 - 従来法との比較・その特長と実施法

P.140 掲載の参考文献
1) Metz CE, Shen JH & Harman BA. New methods for estimating a binormal ROC curve from continuously-distributed test results. Presented at the 1990 Joint Meetings of the American Statistical Society and the Biometric Society, Anaheim CA, August 7 (1990)
2) 日本放射線技術学会専門委員会, ROC解析の基礎と応用 (日本放射線技術学会, 京都, 1994)
4) 辻 一郎, 久道 茂. 受信者動作特性 (ROC) 分析の基本的概念と方法 -講習会用テキストブック (日本臨床検査薬協会主催, 東京, 1990)
5) 足立堅一. 腫瘍マーカー・診断薬の性能評価の方法論に関する基本概念の提案 -現行評価法の問題点とその解決のために. 医療とコンピュータ6 (1), 83-89 (1993)
6) 足立堅一. 相対頻度分布における連関度を最大にする分割点での連関度を用いた腫瘍マーカー・診断薬の性能評価の方法.医療とコンピュータ6 (3), 84-90 (1994)
7) 足立堅一. ノンパラメトリック相関係数を用いた腫瘍マーカー・診断薬の性能比較の方法. 医療とコンピュータ 6 (6), 98-103 (1994)
8) 足立堅一. ROC曲線の算出方法とその解釈. 第5回関東甲信地区血清検査研修会 -軽井沢免疫セミナー, 関東甲信地区臨床衛生検査技師会主催 (1998)

第11章 t分布からF分布へ - 分散分析への道

P.157 掲載の参考文献
1) 市原清志. バイオサイエンスの統計学 (南江堂, 東京, 1990)
2) Sokal RR & Rolf FJ (藤井宏一, 訳).生物統計学 (共立出版, 東京, 1983)

第12章 「交互作用と一般化可能性」ならびに「交絡と対処法」

P.174 掲載の参考文献
1) 足立堅一. らくらく生物統計学, 第12章「t検定とU検定」 (中山書店, 東京, 1998)
2) 医薬審, 第1047号「臨床試験のための統計的原則について」 (1998年11月30日)
3) 宮原英夫, 丹後俊郎. 医学統計学ハンドブック, 第7. 2章「群の比率の比較」(朝倉書店, 東京, 1995)

第13章 経時的測定データにおける歯抜けデータおよび繰り返し測定データの処理法

P.192 掲載の参考文献
1) 竹内啓 (監) /高橋行雄・大橋靖雄・芳賀敏郎. SASによる実験データの解析 (東京大学出版会, 東京, 1989)
2) メインランドD. 医学統計学の基礎. 増山元三郎監修 柏木力訳 (岩波書店, 東京, 1971)
3) 足立堅一. らくらく生物統計学 (中山書店, 東京, 1998)

第14章 E ( aX±bY±c ) とV ( aX±bY±c ) の意味と意義 - 誤差分散の合成の理解を中心に

P.209 掲載の参考文献
1) 佐藤 信:推計学の手ほどき, p45 (南江堂, 東京, 1973)

第15章 回帰分析と共分散分析 - 差分型モデルから一般的共分散分析へ

P.225 掲載の参考文献
1) Everitt BS. The Cambridge Dictionary of Statistics in the Medical Science, Cambridge University Press (1995)
2) 古川俊之 (監)/丹後俊郎. 新版医学への統計学 (朝倉書店, 東京, 1993)

第17章 必要例数の設計 - 必要な理由と実戦的理解

P.262 掲載の参考文献
1) 足立堅一. らくらく生物統計学 (中山書店, 東京, 1998)
3) 日本公定書協会編. 新薬臨床評価ガイドライン. 薬事日報 (1996)
4) 足立堅一. 生存時間解析における同等性検証のための必要例数の算出式の検討. 医療とコンピュータ 7 (4) 81 (1996)
5) 足立堅一. 制癌剤第II相臨床試験のデザインである [Flemingの多段階試験法] における設定条件拡張のための理論的根拠およびコンピュータプログミングの提示. 医療とコンピュータ 5 (6) 74 (1993)
6) 足立堅一. 制癌剤第II相臨床試験のデザインである [Simonの2段階試験法]における設定条件拡張のための理論的根拠およびSAS言語によるコンピュータプログラミングの提示. 医療とコンピュータ 5 (6) 81 (1993)
8) Makuch R. and Simon R. Sample size requirments evaluating a conservative therapy. Cancer Treat Rep 62, 1037 (1978)

第18章 多重比較法の考え方と実戦的使い分け - 対比較法を中心に

P.278 掲載の参考文献
1) 足立堅一. らくらく生物統計学 (中山書店, 東京, 1998)
2) 吉村功編. 毒性・薬効データの統計解析 (サイエンティスト社, 東京, 1987)
3) SAS/STATユーザースガイド Release 6.03 Edition, p63 (SAS出版局, 東京, 1990)
4) 永田靖, 吉田道弘. 統計的多重比較法の基礎 (サイエンティスト社, 東京, 1997)
5) 足立堅一. 用量設定臨床試験法のデザインに関する提案 -多段階法の応用. 医療とコンピュータ 7, 91 (1995)

文献

P.295 掲載の参考文献
1) Adachi KI & Ishi Y. Vocahzation response to close-arterial injection of bradykinin and other algesic agents in guinea pigs and its application to quantitative assessment of analgesic agents. J Pharmacol Exp Ther 209, 117(1979)
2) Adachi KI & Yamashita T. Potencies of several types of carrageenin in granuloma pouch formation. Oyo Yakuri-Pharmacometrics 32(4), 717(1986)
3) 田口玄一. 統計解析(丸善, 東京, 1972)
4) 足立堅一. らくらく生物統計学(中山書店, 東京, 1998)

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