月刊 眼科診療プラクティス 84 眼の光障害

出版社: 文光堂
著者:
発行日: 2002-01-01
分野: 臨床医学:外科  >  眼科学
ISBN: 4830632941
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7,700 円(税込)

商品紹介

眼は光受容器を有し,光を感知するために特化した器官である.紫外・赤外域の光や可視域の強い光に曝されると,各組織に種々の障害が起こるが,このことは眼が光感覚器であるがゆえにかえって失念されがちである,本書ではこの問題を取り上げ,なぜ障害が起こるのか,それにどう対処したらよいのかなどについて,組織別,原因別などの切り口で解説.同時に光障害を治療に逆用したPDTのような光照射の利点も取り上げた.

目次

  • 月刊 眼科診療プラクティス 84 眼の光障害

    ― 目次 ―

    総 説
     光感覚器である眼に光障害がなぜ起こるのか-歴史と機序総論
    解 説
    I.光の眼障害
      1.眼瞼
      2.角・結膜
      3.前房隅角
      4.水晶体−白内障の成因としての光
      5.硝子体
      6.結膜
        1)光照射と加齢黄斑変性
        2)光照射と網膜色素変性
        3)網膜剥離の光障害
        4)光照射と血液眼関門
        5)日光網膜症
        6)光照射と近視
        7)ERGでみる網膜光障害
        ◎網膜光障害と照射条件
        8)青色光の障害特性
        9)形態学で見る網膜変性
       10)遺伝性網膜変性モデルの光障害
       11)薬剤誘発網膜変性モデルにおける光障害
    II.人工光源による眼障害
      1.手術顕微鏡による網膜光障害
      2.眼科検査器具による光障害
      3.光凝固装置による光障害
        ◎検者,術者の光障害
        ◎YAGレーザーによる誤照射
      4.強い光源を有する装置による光障害
    III.光を応用した治療
      1.光線力学療法(PDT)
        1)温度感受性リポソームを用いたPDT
        2)AMDでのトライアル
      2.光増感物質と眼
      3.光刺激による網膜神経節細胞の生存促進と軸索再生
        ◎発生開瞼とサイトカイン
      4.網膜発育過程での光の役割
    IV.光障害の防止
      1.網膜光障害と活性酸素消去物質
        ◎プロスタグランディン
      2.薬物・生理活性物質と水晶体
      3.サングラス・UVカットIOL
    V.光障害の基礎知識
      1.生物学からみた光の特性
      2.網膜光障害の分子生物学的機序
      3.網膜のサカディアンリズム

    連載
     印象に残った症例:未熟児網膜症治療第1例のその後

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