実地医家のための麻酔科学書

出版社: 診断と治療社
著者:
発行日: 2002-11-01
分野: 臨床医学:外科  >  麻酔科学/ペイン
ISBN: 4787812556
書籍・雑誌
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7,480 円(税込)

商品紹介

麻酔科専門医の絶対的不足という実情を見据え,非専門の実地医家が日常臨床で手術・麻酔事故を未然に防ぐための注意点を,簡明かつ実践的にまとめた.

目次

  • 実地医家のための麻酔科学書

    ― 目次 ―

    第1章 事故につながらない安全な麻酔と全身管理

    第2章 患者の術前評価*
     A.検査とデータの読み方
      1.血 算
       a.貧血≫b.汎血球減少≫c.多血症≫d.白血球≫e.血小板
      2.生化学検査
       a.電解質≫b.総蛋白,蛋白分画.≫c.尿素窒素(BUN),クレアチニン(Ccr).≫d.尿 酸≫e.トランスアミナーゼ(GOT,GPT)≫f.クレアチンホスフォキナーゼ(CPK)
      3.血 糖
      4.尿一般
      5.感染症
      6.胸部X線写真
      7.心電図
      8.肺機能検査
      9.動脈血ガス
      10.腎機能検査
     B.視 診
     C.問 診
      1.現病歴
      2.既往歴
       a.既往手術≫b.輸血歴≫c.アレルギー≫d.心筋梗塞
      3.合併症
       a.高血圧症≫b.糖尿病≫c. 虚血性心疾患≫d.喘 息≫e.上気道炎≫f.甲状腺疾患
      4.家族歴
      5.服用薬
      6.嗜好品
     D.身体検査
    *第2章のみ執筆 近江禎子(東京慈恵会医科大学麻酔科講師)

    第3章 インフォームド・コンセントの必要性と的確さ
      1.術前患者回診に十分時間をかける
      2.ICで押さえることがら
      3.ICを得るうえで注意すべきこと

    第4章 手術と麻酔法の選択
      1.全身麻酔
      2.局所麻酔

    第5章 麻酔・術中モニター
      1.麻酔・術中モニタリングの必要性
      2.モニターの使い方
      3.モニタリング中の異常値について
      4.麻酔深度モニター

    第6章 術中体位

    第7章 術前準備
      1.禁飲食(NPO)の意味するものとその重要性
      2.前投薬の必要性とその意味するもの
      3.麻酔器とモニターの始業点検
      4.麻酔に必要な器具を揃える
      5.麻酔に必要な薬剤を揃える
      6.輸液や輸血の準備

    第8章 麻酔の実際
     A.麻酔中のモニタリングにより発見される異常所見とその鑑別診断および対応
      1.高血圧
        a.手術室 入室時高血圧≫b.気管内挿管直後または局所麻酔施行中の高血圧≫c.術中高血圧
      2.低血圧
       a.手術室入室前からの低血圧≫b.気管内挿管後または局所麻酔による麻酔施行後の低血圧≫c.術中の 低血圧≫d.術直後の低血圧
      3.頻脈
      4.徐脈
      5.不整脈
       a.洞性徐脈≫b.洞性頻脈≫c.房室ブロック≫d.上室性不整脈≫e.AV dissociation(房室解離)≫f.心室性不整脈≫g.ST-T変化(心筋の虚血性変化)
      6.SpO2低下
      7.ETCO2の異常
       a.ETCO2の上昇する場合≫b.ETCO2の低下する場合
      8.体温の異常
       a.体温上昇(高熱症)≫b.低体温
      9.尿量の異常
       a.無 尿≫b.尿量減少(乏尿)≫c.多 尿
     B.麻酔法別麻酔管理の特徴と注意点
      1.全身麻酔
       a.気道の評価≫b.マスク麻酔≫c.気管内挿管
      2.局所麻酔
       a.脊椎麻酔と血液透析患者≫b.脊椎麻酔と小児症例≫c.脊椎麻酔と鎮静≫d.脊椎麻酔と高齢者≫e.産科麻酔,帝王切開の麻酔≫f.硬膜外麻酔と硬膜外麻酔併用脊椎麻酔(CSE)≫g.神経ブロック
      3.硬膜外併用全身麻酔
       a.硬膜外併用全身麻酔の注意点≫b.硬膜外腔内での局所麻酔薬の広がり≫c.内視鏡下腹腔内手術の麻酔≫d.腰部硬膜外麻酔併用全身麻酔

    第9章 麻酔事故および合併症の早期発見と対処(総論)
      1.麻酔器,人工呼吸器の誤用
      2.動・静脈ラインに関わる事故
       a.神経損傷≫b.動・静脈ライン中への空気注入≫c.動・静脈穿刺≫d.薬液の血管外漏出
      3.注射薬に関わる事故
      4.術中体位に関わる事故
       a.眼球損傷≫b.下肢神経損傷≫c.末梢神経損傷
      5.その他
       a.輸血にかかわる事故と合併症≫b.静脈血栓・塞栓症,肺塞栓症≫c.心筋梗塞(MI)

    第10章 麻酔事故および合併症の早期発見と対処(症例集)

    第11章 麻酔医療事故発生予防と処理

    あとがき

    索 引

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