薬局 58/11 2007年10月号
出版社: |
南山堂 |
発行日: |
2007-10-05 |
分野: |
薬学
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雑誌
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雑誌名: |
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特集: |
がん疼痛管理 はじめの一歩 |
目次
- 薬局 58/11 2007年10月号
―目次―
特集 がん疼痛管理 はじめの一歩
■特集にあたって
― 緩和医療を目指す薬剤師に必要なメディカルサイエンス ―
■「がん」と「痛み」の関係
・がんの痛みのメカニズム
・早期からの緩和ケアの重要性
■おさらい「オピオイドの薬理学・薬剤学」
・「オピオイド=麻薬」と考えてよいですか?
・オピオイドが作用する受容体の種類と特徴について
教えてください.
・オピオイドの代表的薬理作用である「中枢作用」「末梢作用」の
発現機序について教えてください.
・なぜ,がん疼痛治療時においてモルヒネの依存性は
あまり問題にならないのでしょうか?
・オピオイドをくり返し投与することにより形成される鎮痛耐性
について教えてください.また,耐性が形成される薬理作用と
形成されにくい薬理作用について教えてください.
・剤形別にみた薬物動態の特徴について教えてください.
■「がんの痛み」の評価
― ペインスケールをどう使うか ―
■鎮痛効果の正しい判定とよくある誤解
■オピオイド製剤を正しく安全に使うための基本
・がん疼痛治療におけるオピオイド製剤の位置づけについて
教えてください.また,オピオイドを開始する適切な時期は
どのように考えられていますか?
・薬剤師がオピオイド製剤の適切な剤形をチェックするために
必要な患者情報について教えてください.
・NSAIDsをオピオイド開始時に中止してはいけないのはなぜですか?
・がん疼痛をコントロールする際,「オピオイドローテーション」
「タイトレーション」「レスキュードーズ」などの方法があると
聞きますが,どのように使い分けるのでしょうか?
・オピオイド製剤で注意すべき副作用とその対策・対応について
教えてください.また、剤形別にとくに注意すべき副作用に
ついても教えてください.
■臨床で必ずみる「オピオイド製剤使用時に注意すべき患者」
・腎障害によって鎮痛効果・副作用に影響を受けるオピオイド
について教えてください.また,腎障害患者さんの
がん疼痛治療における薬剤選択のポイントを教えてください.
・肝機能障害を有する患者さんへのオピオイド鎮痛薬の使い方に
ついて教えてください.
・痛みが増すごとにオピオイドの増量をくり返し,かなり大量の
オピオイドを使用した際,副作用の管理が困難になるケース,
また,鎮痛効果が認められないケースがあります.
このような場合,どのような対応が適切でしょうか?
■オピオイドが効きにくい痛みとその対策
― オキサリプラチンの末梢神経障害対策も含めて ―
■ケースで学ぶがん疼痛の薬学管理
・オピオイドローテーション
・タイトレーション
・レスキュードーズ
■痛みの治療が困難になることが多いがんとその対応
■Q&A「がん疼痛管理」
SERIES
■トリニティカンファレンス
医療スタッフで医薬品適正使用を考える座談会 第 9 回
より効果的な吸入指導を実践する
■できる薬学的診断! シグナルチェック Navigator No. 9
「咳が出た」
■報 告
質の高い薬剤師を目指して第 1 回
救急医療,とりわけ薬・毒物中毒医療への薬学からのアプローチ
■日本腎と薬剤研究会第 1 回学術集会開催にあたり
■症例から処方を考える
〜薬剤師が薬剤師らしい仕事をするために〜 第 16 回
緊急提言: CKD を腎不全に進行させない薬物療法
(2)腎毒性薬物の投与忌避
■病気百話 よくわかる疾患の病態生理 75
手根管症候群と線維筋痛症―憂うつな毎日
■続・楽しい薬理学 46
抗悪性貧血薬の発見 (1)ライラックの町から
■続・倉敷の車窓からみる植物風景