フォーカスチャーティングの拡大活用
商品紹介
本書は、わが国の医療・看護・福祉の現場において、実践的な開示方法として､有効な記録方法として定着しつつあるフォーカスチャーティングとそれに関連する診療（看護）記録をとりまく最新の動向などを２００２年７月に秋田市で開催された「第４回フォーカスチャーティング研究会全国大会」の講演内容を中心にまとめた
目次
- フォーカスチャーティングの拡大活用
― 目次 ―
PART 1〈診療記録をとりまく状況〉
1. フォーカスチャーティング(R)の拡大活用
１ はじめに
２ 開示と記録
３ フォーカスチャーティングについて
４ フォーカスチャーティングの拡大活用
５ おわりに
2. わが国の看護記録の現状と今後
１ はじめに
２ POSとフォーカスチャーティング
３ 記録の充実ではなく，実践の充実を！
４ 米国における看護記録の変遷
５ わが国における看護記録
６ 米国のナースたちは臨床のなかで看護過程を徹底させてきた
７ すべては正しい看護診断をつけることから始まる
８ 看護用語の分類が次々と進化してきている
９ クリニカルパスはケースマネジメント・バイ・ナースから生まれた
１０ おわりに
3. 安全な医療看護，その診療記録のあり方
１ はじめに
２ 診療記録を書く目的
３ 診療記録の役割
４ 事故発生時の記録
５ 記録の書き方の心得―すべきこと―
６ 記録の書き方の心得―すべきではないこと―
７ 患者の協力が得られない（ノンコンプライアンス）場合
８ インフォームド・コンセント
９ 記録の訂正・追記方法
１０ おわりに
4. 記録開示に向けての診療記録のあり方と今後の診断群分類の行方
１ はじめに
２ 新保険制度の試行と診療録の開示
３ 診療録の価値
４ 診療録の所有権
５ 医療行為が違法とされないためには
６ 「物」としての診療録管理
７ 診療録（カルテ）のアリバイ管理
８ 診療の一貫性について
９ 診療情報提供に関する指針
１０ のぞましい診療録
１１ 取り組みの実際
１２ 「診療情報の説明」と「診療情報の開示」
１３ 実際の開示状況について
１４ 診療情報提供のまとめ
5. わが国のクリニカルパス活用の実際
１ はじめに
２ 日米の医療環境の違い
３ クリニカルパスの導入
４ クリニカルパスの定義と用語
５ 標準化
６ 現行の医療記録の問題点
７ クリニカルパス作成のために
８ アウトカムについて
９ 日めくり式パッケージ
１０ バリアンス
１１ クオリティ・マネジメントとしてのクリニカルパス
１２ おわりに
6. フォーカスチャーティングｨとクリニカルパス
１ はじめに
２ フォーカスチャーティングとは何か
３ クリニカルパスとは何か
４ おわりに
PART 2〈フォーカスチャーティング(R)記録の実際〉
1. 透析室におけるフォーカスチャーティング(R)活用の実際
１ はじめに
２ 透析記録用紙について
３ フォーカスチャーティング記録のメリット
４ おわりに
2. 救命ICUにおけるフォーカスチャーティング(R)
１ はじめに
２ 事例紹介
３ 結 果
４ 考 察
５ 現状のまとめ
６ 今後取り組むこと
3. クリニカルパスにフォーカスチャーティングｨを活用した記録の実際
―患者個々の反応をバリアンスとして記録し継続する―
１ はじめに
２ 当院の概要
３ 記録の評価方法
４ 外科病棟における記録の実際
Ａ 事例紹介／Ｂ 入院までの経過／Ｃ 入院中の経過
５ 今後の課題
６ おわりに
4. フォーカスチャーティングｨを使った急性期医療における看護記録
１ はじめに
２ 看護体制
３ フォーカスチャーティング導入の経過
４ 当院におけるフォーカスチャーティング活用の実際
５ まとめ
６ 今後の課題
5. 整形病棟におけるフォーカスチャーティング(R)
１ はじめに
２ フォーカスチャーティング導入までの経緯
３ 導入後の評価
6. 訪問看護記録におけるフォーカスチャーティング(R)
―SOAPノートとの比較検討を試みて―
１ はじめに
２ フォーカスチャーティング導入への取り組み
３ フォーカスチャーティング導入の実際
４ SOAPノートとフォーカスケアノートの比較検討
５ フォーカスチャーティング導入の成果
６ 今後の課題
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