CINに対する円錐切除術

出版社： 永井書店
発行日： 2003-04-01
分野： 臨床医学：外科  >  産婦人科学
ISBN： 4815916624
電子書籍版： 2003-04-01 （第1版）
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商品紹介

著者が1980年に発表した谷口式根治的高周波円錐切除術は，四半世紀の実績から十分なエビデンスを獲得するとともにと方法論的に完成に近づいている． 　本書はこの術式を生み出した著者の研究内容を集大成し，進行癌の撲滅と臓器温存を目的とした術式として高く評価される本法を豊富な写真とデータで詳説する

目次

  • CINに対する円錐切除術

    ―　目次　―

    第１章　CINに対する根治的高周波円錐切除術
    I ．治療方法
    II ．治療成績
    III ．手技に関する考察

    第２章　根治的高周波円錐切除術後の問題点
    I ．円錐切除術後の病巣断端遺残について
    II ．根治的高周波円錐切除術における術中術後の止血方法について

    第３章　根治的高周波円錐切除術後の妊孕率と妊娠・分娩例
    −根治的高周波円錐切除術の妊孕性に関して−
    I ．臨床成績
    II ．理論づけ

    第４章　高周波円錐切除術を受けた症例のHPV‐DNA
    I ．HPV‐DNA検査の方法
    II ．結　　　果

    第５章　谷口式高周波円錐切除術に関するＱ＆Ａ
    追　補　子宮頸部びらんの治療法
    I ．びらん治療の歴史
    II ．高周波凝固法の原理
    III ．術前，術後検査と腟部びらんの診断および術前，術後の癌検診の必要性
    IV ．高周波凝固法の手技
    V ．術前，術後のインフォームドコンセント
    VI ．高周波凝固法の治癒経過ならびに組織学的経過
    VII．治療成績
    VIII．副作用および問題点

    結　　　論

この書籍の参考文献

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本参考文献は電子書籍掲載内容を元にしております。

第5章 谷口式高周波円錐切除術に関するQ & A

P.41 掲載の参考文献
1) 谷□定之 : 高周波凝固による子宮腔部びらんの治療. 産婦治療 35 : 5, 1977.
 
2) 谷口定之 : 子宮腔部病変の高周波治療に関する研究 第1報, 第2報. 大阪府 医師会医学雑誌 14 (1) : 21, 1980
 
3) 谷口定之CINに対する根治的高周波円錐切除術. 産婦治療 64 : 6, 1992.
 
4) 谷口定之 : 高周波円錐切除器. 産と婦 19 : 1583, 1993.
 
5) 谷口定之 : CISに対する高周波凝固法ならびに根治的高周波円錐切除術. 産婦治療 74 : 5, 1997.
 
6) 下平和夫 : 子宮膣部びらんの考え方と治療. 産婦治療 11 : 6, 1965.
 
7) MN Hyams : Highfrequency current in treatment of chronic endocervititis (Conization of cervix). Arch physical therapy 11 : 171, 1930.
 
8) RJ Crossen, GJL Wulff : 300 cases of extensive conization of the cervix with further report on use of a special electrode. Amer J Obst Gynecol 37 : 849, 1939.
 
9) 佐伯政雄ほか : 子宮腔部「びらん」の治療法-とくに手術的療法の在り方について-, 産婦治療 15 (5) : 493-450, 1967.
 
10) EL Silbar, JD Woodruff : Evaluation of biopsy. Cone and hysterectomy. Sequence in intraepithelial carcinoma of the cervix. Obstet Gynecol 27 : 89, 1966.
 
11) B Bjerre, et al : Conization as only treatment of ca. in situ of the uterine cervix. Am J Obst Gynecol 125 : 143-152, 1976,
 
12) 松本, 笠松ほか : 子宮頸部上皮内癌の保存的手術療法. 産婦世界 28 : 623, 1976.
 
13) 松山敏剛, 中野仁雄ほか : 子宮頸部境界病変に対する円錐切除のみによる治療の可否に関する検討. 日産婦誌 36 : 11, 1984,
 
14) 関場香 : 頸部初期病変の診断と治療におけるコニゼーションの意義. 産と婦 45 : 1588, 1978.
 
15) 杉本修, 植木実ほか : 子宮頸部前癌および初期癌へのNd YAGレーザーの応用. 産婦治療 57 : 411-419, 1988.
 
16) VC Wright : Carbon dioxide laser surgery for the cervix and vagina ; Indications, and results, Comprehensive Therapy 14 : 54-64, 1988,
 
17) MS Baggish, JH Dorsey, et al : A ten-year experience treating cervical intraepithelial neoplasia with the CO2 laser. Am J Obstet Gynecol 161 : 60-68, 1989.
 
18) 脇田邦夫, 蔵本博行ほか : 妊娠・分娩に悪影響を及ぼさない子宮腔部へのレーザー療法. 周産期医学 19 : 11-16, 1989.
 
19) 松尾憲人, 杉森甫ほか : 子宮頸部初期病変に対するCO2レーザー円錐切除術の臨床的検討. 日産婦誌 42 : 93-98, 1990.
 
20) 工藤隆一, 橋本正淑ほか : 子宮頸部上皮内腫瘍の治療成績 レーザー療法を中心に. 産婦治療 62 : 6, 1991.
 

追補 子宮頸部びらんの治療法

P.60 掲載の参考文献
1) Herbert C & Gerhart O : Die Kolposkopie in der praxis (増淵訳), 1975.
 
2) 長谷川寿彦, 筒井章夫, 栗原操寿 : 冷凍療法の現況と将来. 産婦治療 28 (5) : 546-554, 1974.
 
3) 佐伯政雄, 大塚英郎, 黒島義男ほか : 子宮膣部「びらん」の治療法-特に手術的療法の在り方. 産婦治療 15 (5) : 493-503, 1967.
 
4) 下平和夫, 清水昭造 : 高周波焼灼による腔ビランの治療, 産婦治療 11 (6) : 1965.
 
5) 下平和夫 : 子宮腔部びらんをめぐって-私の治療法 : 主として高周波凝固と冷凍法-. 産婦実際 22 (9) : 710-721, 1973.
 
6) 下平和夫 : びらん外来. 産婦実際 24 (3) : 1975.
 
7) 新太喜治, 橋本威郎, 田中良憲ほか : 子宮頚部前癌病変のCryosurgery (凍結療法). 産婦治療 27 (6) : 418-426, 1973.
 
8) 竹内正七 : 子宮腔部びらんの治療限界. 産と婦 34 (8) : 1015-1019, 1967.
 
9) 滝一郎, 杉森甫, 浜崎康夫ほか : 子宮腔部びらんとCryosurgery (凍結療法). 産婦治療 29 (4) : 418-426, 1974.
 
10) 安井修平 : 子宮頚部びらんの治療法. 産婦治療 18 (3) : 285-288, 1969.
 

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