呼吸運動療法の理論と技術

出版社: メジカルビュー社
著者:
発行日: 2003-10-10
分野: 臨床医学:外科  >  リハビリ医学
ISBN: 9784758303125
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商品紹介

「呼吸困難感」を訴えるときの患者の表現は様々であるが,これにより日常生活活動が制限され,またしばしば呼吸ケアの最中に手技・訓練が中断する。呼吸不全を呈した場合の呼吸困難による活動制限と,呼吸不全がないないにもかかわらず起こる呼吸困難感による活動制限の違いに留意しながら,なぜ「息苦しい」が起こるのか(理論),どうすればその「息苦しい」を取り除くことができるのか(技術),「息苦しさ」をやわらげる呼吸理学療法の理論と技術の実際についてわかりやすく解説する。

目次

  • 呼吸運動療法の理論と技術

    ―目次―

    I.生理学の知識  
     呼吸器系の基本構造と男性的性質  
      呼吸の目的
      呼吸器系の基本構造
      呼吸器系の基本的な働き
      換気のメカニクス
     肺における換気とガス交換  
      換気とガス交換の理解に必要な基礎知識
      換気とガス交換の生理学
     血液による酸素と二酸化炭素の運搬の仕組み 
      酸素(O2)の運搬
      二酸化炭素(CO2)の運搬
     呼吸中枢と呼吸調節  
      呼吸運動出力と下行経路
      呼吸調節
     呼吸困難感のメカニズム  
      呼吸困難感のメカニズム
      motor command theory
      呼吸困難感発生に対する受容器の関与
      中枢−抹消ミスマッチによる呼吸困難感
    II.評価の知識  
     呼吸理学療法のEBM  
      エビデンスの強さとその意味付け
      呼吸理学療法のシステマティックレビュー
      肺痰法のエビデンス
      呼吸生理学に基づいた体位肺痰法
      呼吸訓練および呼吸筋トレーニングのエビデンス
      呼吸リハビリテーションのエビデンス
      喘息の呼吸理学療法のエビデンス
      運動療法の新しい試み
      呼吸リハビリテーションの長期効果のエビデンス
      わが国における呼吸リハビリテーションのエビデンス
     呼吸のフィジカルアセスメント  
      身体診察の手順
      主要徴候
     呼吸機能検査  
      肺気量分画の測定
      フローボリューム曲線
      N2洗い出し曲線
      拡散能力
     運動負荷検査  
      運動負荷試験の目的
      運動負荷試験を日常診療に適用するために
      運動負荷試験の理解のための基礎知識
      運動負荷試験の実際−歩行試験を中心に−
    III.手技  
     リラクゼーションと胸郭可動域訓練  
      リラクゼーション
      呼吸筋ストレッチ体操
      運動療法
     呼吸筋訓練  
      手技の概要−解剖・生理
      手技の実際とポイント−標準的負荷量・方法の実際
      効果と限界
      今後の課題
     排痰法  
      肺痰に必要なこと
      肺痰法
      肺痰を補助する方法
      肺痰の実施について
    IV.理論と技術  
     気道内圧上昇:気道閉塞  
      気管支喘息の病態生理
      気管支喘息と呼吸困難幹
      COPDと気管支喘息との関係
      理学療法の特徴
      評価
      呼吸療法プログラム−効果と実際の方法−
      理学療法の実際
      慢性化した気管支喘息の理学療法プログラム
       −効果と実際の方法−
      症例呈示
     肺気量増加:閉塞性換気障害  
      慢性閉塞性肺疾患(COPD)
      理学療法の特徴
      評価
      呼吸理学療法プログラム
      症例呈示
     肺気量減少:拘束性換気障害  
      拘束性換気障害とは
      拘束性換気障害をきたす疾患
      理学療法の特徴
      評価
      理学療法プログラム
      効果と限界
      症例呈示
     胸部・腹部手術前後の呼吸理学療法−食道癌症例を中心に−  
      腹部手術と肺機能検査
      胸部・腹部手術前後における呼吸理学療法の実際
       −食道癌手術症例に対して−
      症例呈示
     神経筋疾患  
      代表的疾患の病態生理
      理学療法の特徴−何をすべきか−
      評価
      理学療法プログラム
      効果と限界
      予後の改善効果
      症例呈示
     小児  
      代表的疾患の病態生理
      理学療法の特徴
      評価
      理学療法プログラム
      効果と限界
      症例呈示

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