新 癌の外科・手術手技シリーズ 7 肝癌
商品紹介
肝切除の基本的な技術は，前版「肝癌」が刊行された当時ほぼ完成しており，その後大きな改変はなかった。とはいえ，その後の脈管の外科的理解，機器の進歩などがあり，以前は特定機能病院などのセンター病院でのみ行われる手術であった肝切除は，最近では市中病院でも普及してきた。本書は，最近10年の知識の蓄積，手技の進歩をふまえた肝切除手術書である。前版同様，イラスト・写真を多用し治療手技をコツ・ポイントとともに解説した
目次
- 新 癌の外科・手術手技シリーズ 7 肝癌
―目次―
肝切除総論
●肝切除の術前管理
概念
検査項目
画像検査
肝機能の評価と肝切除量の決定
食道静脈瘤合併肝癌
検査値の意義と異常値に対する考え方
術前準備の実際
●肝切除の麻酔
術前評価
術中管理
術中モニター
輸液管理
循環管理と輸血
呼吸管理
代謝系の管理
体温管理
肺塞栓症の予防
抜管基準
回復室での管理
まとめ
●肝切除の術後管理
概念
術中の管理
手術当日の管理
術後1日目以降，2〜3日までの管理
術後4日目以降の管理
ドレーンの管理
術後の発熱
胆汁漏
胸腹水
高ビリルビン血症
術後合併症
術後検査項目
●皮切，アプローチ，基本手技
皮切，アプローチ
肝離断の基本手技
肝切除各論
●系統的肝切除
右3区域切除
適応
手技
成績
左3区域切除
肝機能と術前評価
皮切，肝門処理
肝の授動
肝切離，胆管切除
胆管空腸吻合，ドレーン挿入
肝右葉切除
術式
左2区域切除
皮切，胆摘，肝門処理
肝の授動−肝静脈処理，Spiegel葉の授動および短肝静脈の切離
肝離断
ドレーン留置
中央2区域切除
適応
手技
後区域切除
体位
皮切
開腹法
開胸法
術中超音波
肝門処理
肝授動
副腎の処理
短肝静脈の処理
下大静脈靭帯
右肝静脈のテーピング
肝離断線の設定
肝離断
止血，閉腹，閉胸
右葉前区域切除
適応
解剖学的事項
術式
閉胸・閉腹
左葉外側区域切除
適応
手技
系統的亜区域切除
亜区域切除の適応
皮膚切開と視野の展開
亜区域切除の実際（右前上亜区域（S8）切除）
●非定型術式
肝部分切除・核出術
皮切，術中超音波検査，胆摘
肝授動，肝門阻血
エコーガイド下の肝切離
止血，ドレーン
Vp4，Vv4肝癌の肝切除
Vp4の肝切除
Vv4の肝切除
巨大肝癌の切除
背景・適応
縦割り切開を加えたアプローチ
心嚢＋横隔膜の切開
肝切除手順
肝授動
右葉授動しないで肝離断
下横隔動脈の結紮と横隔膜剥離
肝癌の外科的非切除治療−開腹して行う穿刺療法
適応
手技の要領
門脈塞栓術
目的
アプローチによる相違
開腹下経回結腸静脈性門脈枝塞栓術
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