自己愛の障害-診断的・臨床的・経験的意義
商品紹介
個人精神分析という治療技法のみならず，集中的精神医学的治療環境における包括的治療，力動的集団精神療法，認知療法，カップル治療などについても章を割き，臨床例をあげてわかりやすい記述が試みられ，理論的偏りを排し臨床的実用性を高めることを企図した総合性が本書の最大の特長といえるだろう。
目次
- 自己愛の障害−診断的・臨床的・経験的意義
―目次―
第1部 診断的および治療的考察
1章 正常な自己愛―病因的および生態学的展望―
2章 病的な自己愛と自己愛人格障害―理論的背景と診断分類―
3章 自己愛人格障害の臨床診断におけるその後の
4章 DSMにおける自己愛人格障害―歴史的展望と今後の方向性―
5章 正常な自己愛と病的自己愛の発達的側面
第2部 治療的考察
6章 自己愛患者の治療における転移と逆転移
7章 一次的な自己の障害を有する患者の精神分析
―自己心理学的展望―
8章 自己愛患者の精神分析への対象関係論的アプローチ
9章 集中的精神医学的治療環境による自己愛障害の治療
10章 集団精神療法における自己愛患者
―グループ初期における感情の包容―
11章 スキーマに焦点づけた自己愛患者の治療
12章 カップルセラピーにおける自己愛障害の現れ方
―診断と治療―
第3部 特別な臨床的考察
13章 感情調節と自己愛
―自己愛患者に見られる心的外傷，ｱﾚｷｼｻｲﾐｱ，心身症―
14章 自殺における病的自己愛と自己制御のプロセス
第4部 研究
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