生命倫理学の基礎

出版社: メディカ出版
著者:
発行日: 2004-01-01
分野: 医学一般  >  医学一般
ISBN: 9784840408486
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商品紹介

米国の生命倫理学者による、生命倫理学の入門書。臓器移植などの様々な例を挙げ、生命と健康に関わる倫理的問題などをわかりやすく解説。広範囲を簡潔に解説しているので、短期間で米国の生命倫理学のポイントを学ぶことができる。医療分野の学生に最適。

目次

  • 生命倫理学の基礎

    ―目次―

    第1章 倫理学の地形図
     ●道徳をめぐる討議のさまざまなレベル
     ●生命倫理学の十全な理論

    第2章 ヒポクラテスの誓いとそれに対する異議申し立て 歴史素描
     ●ヒポクラテス的伝統
     ●ヒポクラテス的伝統の崩壊

    第3章 死の定義・人工妊娠中絶・動物の福利 道徳上の資格の基盤
     ●人格・ヒト・個人 道徳上の資格についてのことば
     ●死を定義すること
     ●人工妊娠中絶
     ●ヒト以外の動物の道徳的地位

    第4章 患者のためになることをすべし、患者を害するなかれ
         という原理に潜む諸問題
     ●ためになる(益)とはどういうことか
     ●益と害とのバランスをとるやり方
     ●医療におけるパターナリズムの問題

    第5章 人格尊重の倫理学 嘘をつき、だまし、約束を破ることを
         医師が道徳的とみなしてきた理由
     ●忠誠を尽くせという原理
     ●自律を尊重せよという原理とインフォームド・コンセントの教説
     ●真実を語れという原理 嘘をつくことと真実を語る義務

    第6章 殺すなかれという原理
     ●積極的に殺すこと 対 死ぬにまかせること
     ●やめること 対 始めないこと
     ●直接的に殺すことと、間接的に殺すことの区別
     ●通常の手段と通常でない手段という区別

    第7章 死と死にゆくひと 判断能力のない患者
     ●かつて判断能力があった患者
     ●以前から判断能力のない患者で、家族あるいは他の先在する
       代理人がいない場合いくつかの原理
     ●以前から判断能力のない患者で、家族の代理人がいる場合

    第8章 医療のための社会倫理学 資源の配分、臓器移植、
         ヒトを被験者とする研究
     ●医療のための社会倫理が必要である
     ●医療資源の配分
     ●臨床医が配分決定に果たす役割
     ●臓器移植
     ●ヒトを被験者とする研究

    第9章 生命の人為的コントロール 遺伝学、生殖技術、ヒトの本性の変容
     ●被造物としての人間、創造主としての人間
     ●遺伝学とヒトの生殖のコントロール

    第10章 諸原理間の葛藤の解決
     ●義務のさまざまな概念
     ●葛藤を解決する諸理論
     ●諸原理を諸規則に翻訳する
     ●結論

    第11章 生命倫理学における徳
     ●徳のリスト
     ●徳をめぐる問題
     ●結論

    付録
     ヒポクラテスの誓い
     アメリカ医師会の医療倫理の原理(2001年)
     日本医師会「医の倫理綱領」

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