変動経絡検索法(VAMFIT)だれでもできる経絡的治療

出版社: 医歯薬出版
著者:
発行日: 2003-08-26
分野: 医療技術  >  鐵灸療法技術
ISBN: 9784263241882
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4,180 円(税込)

商品紹介

疾患を経絡の虚実状態として把握する経絡治療における本治法と標治法を,連続したものとしてとらえた治療指針と指標を示す治療システムの新発見であり,再構築でもある.  VAMFIT(Variance Meridian Finding Test & its Treatment)は経絡治療の基本寒熱証に対する本治法,およびその寒熱の波及部位から発生する主訴に関わる正経十二経,十八 絡脈,奇経八脈,十二経筋のすべてを包含した治療体系となっている.VAMFITと併用する,本書収載の「天・地・人治療システム」は,東洋医学の根本概念である三才思想を系統的な治療体系として構築した前人未踏の治療法である.長年の修練や天性に依拠することなく,だれにでも短期間で身につけられる単純,明快,合理的な方法として古典医学に根拠をおいて提示する初の書である.

目次

  • 変動経絡検索法(VAMFIT)だれでもできる経絡的治療

    ―目次―

    第1章 VAMFITへの導入
     1.はじめに
     2.VAMFITの簡単体験
      〈頸部の痛みやつっぱり感を瞬時に取る〉
      〔頸部診断穴(頸入穴)と取穴部位〕
      〔診断確認穴(絡穴)と取穴部位〕
      〔治療穴(下合穴)と取穴部位〕

    第2章 VAMFITの概説
     1.経絡の調整ですべての疾患を治療できる
     2.経絡治療における診断
     3.本治法と標治法
     4.愁訴をとるのには寒熱波及経絡への施術が有効
     5.動作に対応して変動経絡が決定できるか?
     6.頸部を診ることが全体を診ることである
     7.変動経絡が運動障害を起こす
     8.頸部で全経絡の診断ができる
     9.頸部は気街としても最重要部位である
     10.診断穴,治療穴としての頸入穴
     11.頸入穴と下合穴との位置的関係
     12.大絡と下合穴
     13.頸入穴と変位下合穴

    第3章 VAMFITの実際
     1.VAMFITの運用法
      1)VAMFITに使用する要穴
      2)変動経絡(寒熱の波及している経絡)検索の仕方
      3)補助的変動経絡検索〔腰部のVAMFIT〕
      4)治療方式
       〔A.頸部付近に愁訴がある場合〕
       〔B.愁訴の部位(患部)が頸部以外の場合〕
      5)本治法への運用
     2.霊亀八法について
     3.治療効果の比較
      1)VAMFITと霊亀八法の比較
      2)本治法のみと本治法プラスVAMFITの比較
     4.VAMFIT運用上の留意点
      1)刺鍼による愁訴の変化の把握
      2)治療順序の原則
       (1) 本治法
       (2) VAMFIT
       (3) 患部への処置
      3)本治法の効果判定も頸部の変化で
     5.VAMFIT運用時の刺鍼穴の意義
      1)入穴=絡穴
      2)根穴=井穴
      3)溜穴=原穴
     6.症例
      症例1.上背部痛 32歳 女性
      症例2.膝関節痛 66歳 女性
      症例3.いわゆる五十肩 56歳 男性
      症例4.咽頭痛 26歳 女性
     7.症例のまとめ
      1)いわゆる五十肩の例
      2)複視の例
     8.VAMFITの利得
     9.脈位脈状診の訓練に活用
     10.この章 のまとめ

    第4章 もう一つのVAMFIT(B-VAMFITとG-VAMFIT)
     1.頸部膀胱経で行う治療の簡単体験
     2.頸部に膀胱経一行線の穴がある
     3.頸部後側に大杼・風門・肺兪・厥陰兪・心兪がある
     4.2種の背兪穴を使い分ける
     5.刺熱論における督脈上の兪穴
     6.B-VAMFITとG-VAMFIT(霊背兪穴・刺熱穴の診断と治療)
      〔B-VAMFIT:霊背兪穴診断と治療〕
      〔G-VAMFIT:刺熱穴診断と治療〕
      〔体前屈兪穴検索法〕
      〔頸椎の触診〕
     7.症例
      症例1.ドケルバン病 34歳 女性
      症例2.普通感冒 24歳 女性
      症例3.咳嗽 34歳 男性
      症例4.胃痛 28歳 男性
      症例5.腰痛 30歳 女性
      症例6.背部痛 31歳 男性
      症例7.頭痛と咽頭痛 32歳 女性

    第5章 VAMFITの応用
     1.正経十二経以外の寒熱の波及部位
     2.奇経八脈への応用
      〔奇経治療の例〕
      症例1.腰痛 34歳 男性
      症例2.上肢痛 54歳 男性
      症例3.寝違え 34歳 女性
      症例4.腰痛 45歳 女性
      症例5.めまい 31歳 女性
      症例6.背部痛 34歳 男性
     3.陰陽一対療法
     4.十八絡脈・十二皮部への応用
     5.十二経別への応用
     6.経脈・絡脈・経別流注図
     7.十二経筋への応用
      「痛を以て兪と為す」の意味するところ
      経筋運動治療の例

    第6章 天・地・人のシステム(VAMFITと併用したい治療システム)
     1.気街と天・地・人
     2.動脈拍動部と衝脈の気街
     3.気街システム完成のヒント
     4.連結部は重要部位
     5.八虚,八谿,大谷十二分は連結部
     6.小宇宙としての人間
     7.「天・地・人」治療システムの原則
     8.臍は小宇宙としての人体の中心
     9.「標幽賦」の天・地・人
     10.四総穴の天・地・人との対応
     11.三焦は「天・地・人」の「人(体幹)」
     12.三焦の治穴
     13.症例
      症例1.腹痛 27歳 女性
      症例2.上腹痛 46歳 女性
      症例3.気管支喘息 12歳女性
      症例4.生理痛 41歳 女性
      症例5.咽頭痛 22歳 女性
      症例6.顔面痛 48歳 女性
     14.VAMFITと天・地・人の交点の運用例
     15.刺鍼の深浅の天・地・人
     16.刺鍼してよい経穴(刺鍼要求穴)と刺鍼してはいけない経穴(刺鍼拒否穴)
     17.治療家の心得

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