血液ガステキスト 第2版

出版社: 文光堂
著者:
発行日: 2003-06-27
分野: 臨床医学:内科  >  呼吸器一般
ISBN: 9784830614156
書籍・雑誌
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商品紹介

「わかりにくい」と敬遠されがちな血液ガスの原理を何とかわかりやすい本にしたいという著者の願いの結晶.本質的な原理について誰でも十分マスターできるように,難解な数式の羅列を避け,例え話や美しいイラストを駆使して,「目で見て」「楽しく」学べるよう工夫されたテキスト.発行以来13年となるロングセラー.学生やナースのみならず,血液ガス測定に興味のあるすべての医療関係者にお薦めの書.

目次

  • 血液ガステキスト 第2版

    ―目次―

    第1章 あらかじめ知っておきたいこと
     1.生きるために必要な酸素とつくられる炭酸ガス
     2.肺の役割―ガス交換 酸素を取り込み炭酸ガスを排泄
     3.お菓子の分配―ガス交換の過程
     4.ガス交換に影響する3つの要因
     5.動脈の血液ガスをなぜ測るのか
     6.血液ガス測定器ではなにが,どのように測られるのか
     7.ガス分圧とはなにか
     8.液体中のガス分圧とは
     9.動脈血のとり方と保存の仕方
     10.血液ガスの正常値
    第2章 PaCO2と肺胞換気量
     11.喚起とはなにか
     12.ガス交換に有効な換気(肺胞換気)―忍者の竹筒とシュノーケルはなぜ短い
     13.浅くて早い呼吸と,深くてゆっくりした呼吸のちがい
     14.PaCO2は肺胞換気量の指標
     15.PaCO2と肺胞換気量の関係
     16.肺胞換気量はどのように調節されているか
     17.PaCO2の低下をみたら―肺胞過換気はどんなときに起こるのか
     18.PaCO2の上昇をみたら―肺胞低換気はどんなときに起こるのか
     19.呼吸仕事量の増大と呼吸筋の疲労
     20.換気を維持するレスピレータ
     21.レスピレータのダイアル設定
     22.PaCO2とレスピレータの調節
     23.呼吸促進薬はどんなときに使うのか
    第3章 PaO2と酸素療法
     24.動脈血酸素分圧(PaO2)を規定する3つの要因と6つの因子
     25.大気から細胞までの酸素の旅―酸素分圧(PO2)の変化
     26.吸入気の酸素分圧(P1O2)
     27.高い山では酸素が“薄い”のか
     28.肺胞気の酸素分圧(PaO2)―炭酸ガスが加わってさらに低い
     29.動脈血酸素分圧(PaO2)は肺胞気酸素分圧(PaO2)よりさらに低い
     30.換気血流比の正常と異常
     31.拡散―肺胞から赤血球までの旅
     32.静脈性短絡(シャント)とはなにか
     33.PaO2はどのようにして決まるのか,もう一度まとめてみよう
     34.この式からわかること(その1)―PaCO2を低下させるものと上昇させるもの
     35.この式からわかること(その2)―覚えておきたい3つのこと
     36.低酸素血症の見分け方
     37.まとめ:PaO2とPaCO2の読み方―大切なAaDO2の計算
     38.血流に乗って組織へ運ばれる酸素―舟に乗っていくか,泳いでいくか
     39.舟の定員は酸素分圧で決まる―酸素飽和度と酸素分圧との関係(ヘモグロビン酸素解離曲線)
     40.酸素解離曲線のシフト(偏位)
     41.酸素含量=血液100mlに含まれる酸素の量
     42.低酸素血症はどこまで許されるか―呼吸不全と酸素投与
     43.酸素マスクの話(その1)―換気量が減ると高濃度になる鼻腔カニューラ
     44.酸素マスクの話(その2)―ベンチマスクの穴はなぜ大きい
     45.酸素マスクの話(その3)―呼気に無駄になる酸素
     46.慢性呼吸不全と在宅酸素療法
     47.酸素投与の副作用―CO2ナルコーシスと酸素障害
     48.酸素吸入下の歩行練習
    第4章 pHと酸・塩基平衡
     49.生命は海から生まれた―細胞をとりまく環境
     50.体液のpHはいつも一定でなければならない
     51.ヒトの生存可能なpHは6.8〜7.8
     52.そもそもpHとはなにか―水素イオン濃度(H+)の便利な表現法
     53.水素イオン(H+)を与える「酸」と,受け取る「塩基」
     54.体液に仕組まれたスプリング―緩衝系
     55.「水素イオン」は,さまざまな緩衝系の共通のかなめ
     56.なぜ重炭酸緩衝系が重要なのか
     57.pHは,〔HCO3−〕とPaCO2の比率で決まる
     58.本丸(緩衝機構)を守る二重のお堀
     59.酸・塩基平衡調節に対する肺と腎の役割
     60.アシドーシス,アルカローシスとはなにか
     61.呼吸性アシドーシスと呼吸性アルカローシス
     62.呼吸性アシドーシス,呼吸性アルカローシスの腎による代償
     63.呼吸性アシドーシス,呼吸性アルカローシスをもたらす疾患と病態
     64.代謝性アシドーシスと代謝性アルカローシス
     65.代謝性アシドーシス,代謝性アルカローシスの肺による代償
     66.代謝性アシドーシス,代謝性アルカローシスをもたらす疾患と病態
     67.代謝性アシドーシスの原因とアニオンギャップ
     68.混合性の酸・塩基平衡障害―pHが正常なら酸・塩基平衡に異常はないのか
     69.血液ガスからどのように酸・塩基平衡の状態を読み取るか―ダイアグラムを使った読み取り
     70.ダイアグラムがないときの大まかな目安
     71.酸・塩基平衡異常の治療―注意点

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