米国胸部学会ガイドラインシリーズ第2弾 間質性肺疾患は,病態・原因とも多様で,疾患概念もまだ整理されているとは言い難い。本書は,そのなかでも代表的な疾患であるサルコイドーシス,特発性間質性肺炎,特発性肺線維症の3つについてAm J Respir Crit Care Med誌に掲載された米国胸部学会(ATS)の公式報告をまとめた最新のガイドラインである
目次
間質性肺疾患診療ガイドライン
―目次―
I. サルコイドーシス
A 定義
B 歴史
C 疫学
D 病因・病態生理
E 病理
F 臨床症状と臓器病変
G 診断
H 経過
I 治療
II. 特発性間質性肺炎の診断指針
A はじめに
B 特発性間質性肺炎(IIP)分類変更の理由
C 特発性間質性肺炎(IIP)の新しい分類
D 特発性間質性肺炎(IIP)患者の評価の基本
E 特発性肺線維症(IPF)
F 非特異型間質性肺炎(NSIP)
G 特発性器質化肺炎(COP)
H 急性間質性肺炎(AIP)
I 呼吸細気管支炎関連間質性肺疾患(RBILD)
J 剥離性間質性肺炎(DIP)
K リンパ球性間質性肺炎(LIP)
III. 特発性肺線維症の診断と治療
A 定義
B 疫学
C 危険因子
D 診断
E 治療
F 病期と予後の評価
G 治療に関する指針
H 現状での問題点と将来の課題