検査時および小手術時の鎮静法についてのわかりやすい解説書が、日常診療の現場で忙しく働く各科の医師や看護婦に必要である。本書は4章の構成から成り、第1章では検査時の鎮静または鎮痛の必要性と特殊性、第2章では鎮静薬 鎮痛薬の種類と薬理学的特徴について、1.ベンゾジアゼピン、オピオイドと2.プロポフォール、ケタミンの2項目にわけて、第3章では検査時の鎮静 鎮痛の実際について、1.患者の評価と検査前の処置、2.検査中の患者管理、3.適度な鎮静 鎮痛を得るための方法の3項目に分けて解説する。(「序文」より