ポストゲノム社会における医事刑法入門 新訂版
商品紹介
医事・医療をめぐる現実的諸問題を刑事法的視点から整理・研究 。
今日的なホットな論点（臓器移植・医療過誤・安楽死・精神障害犯罪者の責任能力ほか）を漏れなく解説。 各論点についての学説、文献、判例、医学界・諸外国の動向を整理・分析。 問題となった「医療」・「治療」行為の実際例を数多く提示し詳説。
目次
- ポストゲノム社会における医事刑法入門 新訂版
―目次―
第１章 医事刑法学研究の学問的枠組み
−ヒトゲノム解読後の医事刑法学はいかにあるべきか−
第２章 医事刑法の基礎理論（ 1 ）
−ポストゲノム社会の刑事法の医療・生命倫理への
介入の限界−
第３章 医事刑法の基礎理論（２）
−ポストゲノムの医事刑法における刑事責任論は
第４章 治療的人体実験と刑事規制
−人体実験に刑法はどこまで介入可能か−
第５章 ヒトゲノム解読完了と生物学的犯罪原因論の新しい展開
−特に染色体異常と刑事責任能力の因果関係をめぐる
諸問題の再検討−
第６章 ヒトゲノム解読完了後の遺伝子治療・操作に対する
法的規制
第７章 「遺伝」情報と刑事司法
−ポストゲノム社会における司法鑑定制度−
第８章 ヒトの「生命」の始期における医療と法の相克
−ポストゲノムにおける受精卵・初期胚の法的保護は
いかにあるべきか−
第９章 胎児の生命の保護と女性のプライヴァシー権の相克
第10章 遺伝子診断と「胎児の生命の保護」の相克−
第11章 生命の終期と「死」の概念の変遷
−新「臓器移植法」成立後の学説への影響−
第12章 臓器移植法の運用上の諸問題
−臓器不足解消代替策としての生体間移植に関する
法的問題−
第13章 生命の終期と末期医療の法的限界
−ポストゲノム社会における安楽死・尊厳死の
正当化根拠の再検討−
第14章 ウィルス感染症に対する医事刑法の役割
−エイズ感染行為と刑事規制を中心にして−
第15章 精神科領域における「医療行為」をめぐる法律上の諸問題
−新「心神喪失者等医療観察法」施行後の
司法精神医学の役割を中心にして−
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