出版社: | メディカルレビュー社 |
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著者: | |
発行日: | 2001-10-30 |
分野: | 臨床医学:内科 > 皮膚科 |
深い褥瘡の保存的局所治療についていえば、創の消毒 洗浄の方法や治療薬剤(材)の選択は褥瘡の治癒過程における病期病態に応じて異なり、時期に応じて正しく適切に選択されなければ治療は決して進まない。この点に関してはすでに広く理解を得ているように思われる。しかしながら、褥瘡は他の創傷と異なり、患者の基礎疾患や栄養状態、受けている看護や介護の質などの影響も受けやすく、必ずしも創局所の状態だけで、褥瘡治療が速やかに教科書適に進とは限らない。