今回の『実践エコー診断』は非常に広範囲の診療科で活用していただけるものと確信しております。特に『外来における超音波検査』の章では、前述した聴診器代わりの超音波検査の使い方を実践的に説明してあります。また、『症候からみた超音波の使い方』の項では、実際に直面することの多い患者さんの訴えをとり上げ、超音波検査を使ってどのように最終診断に到達するかをこれまた実践形式でまとめてあります。今日からでも誰にでもすぐに使えるテキストであると思います。是非、臨床の場で、実践の場で御活用ください。(「刊行のことば」より)