麻酔科研修の素朴な疑問に答えます

出版社: MEDSi
著者:
発行日: 2006-05-01
分野: 臨床医学:外科  >  麻酔科学/ペイン
ISBN: 4895924440
書籍・雑誌
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5,280 円(税込)

商品紹介

日常診療を流れ作業に陥らせず、安全な麻酔を行うためには、常に原点に立ち返る必要がある。本書は、麻酔科をローテートする研修医が抱く「素朴な疑問」に、真正面から向かいあい、1つずつ解決する。見過ごされがちな疑問を立ち止まって追究・解明することにより、日常診療はぐっと奥深いものになる。雑誌LiSAの人気特集に加筆・修正し、新たなテーマを追加。初期・後期研修医、指導医必読の書。

目次

  • 麻酔科研修の素朴な疑問に答えます

    ―目次―

    I.前投薬と術前での注意
    1 前投薬にアトロピンは必要か?
    2 経口投与と筋注の時間はなぜ違うのか?
    3 禁飲食の時間はどれくらい?
    4 前投薬として H2 拮抗薬は有効か?

    II.静脈路確保での注意
    5 なぜ太い静脈路が必要か?
    6 静脈路確保に局所麻酔は必要か?
    7 なぜ三方活栓の数は少ないほうがいいのか?
    8 なぜ人工鼻を用いるのか?

    III.体温と気道管理での注意
    9 なぜ麻酔導入時に前酸素化を行うのか?
    10 輪状軟骨圧迫の正しいやり方は?
    11 なぜ吸入ガスの加温・加湿が必要か?
    12 なぜ低体温は危険か?(その 1)
    13 なぜ低体温は危険か?(その 2)
    14 体温低下の予防とシバリングへの対応は?
    15 迅速導入で挿管に失敗したら,換気してもよいか?
    16 麻酔器の酸素流量は 1 l/min でもよいか?
    17 なぜ新鮮ガス流量を変化させると 1 回換気量が変化するのか?
    18 新鮮ガス流量を減らすと吸入麻酔薬濃度変化が速くなるか?
    19 麻酔バッグはなぜへこむのか?
    20 カフに入れる空気量の目安は?

    IV.輸液・輸血管理での注意
    21 なぜ出血量の何倍もの輸液剤が必要か?
    22 なぜ輸血は温めるのか?
    23 なぜ MAP 血の使用期限は 21 日なのか?
    24 なぜ輸血用製剤は生理食塩水と混合するか?
    25 術前の貧血はどこまで改善したらよいか?
    26 新鮮凍結血漿の本当の適応は?
    27 血小板輸血の正しい適応は?
    28 アルブミン製剤は本当に有用か?
    29 交差適合試験をせずに ABO 型の適合のみで輸血してよい場合は?

    V.導入法での注意
    30 導入時に吸入麻酔薬濃度を高くしても安全か?
    31 小児の麻酔導入に静脈路はいらないか?
    32 セボフルランで低流量麻酔が勧められないわけは?

    VI.区域麻酔での注意
    33 硬膜外麻酔における試験量投与の有用性と注意点
    34 全身麻酔後に硬膜外穿刺を行うリスクは?
    35 凝固障害患者でしてはならないこと,するべきことは?
    36 子宮左方圧排の理由は?
    37 硬膜外腔のみつけ方は空気か,それとも生理食塩水か?
    38 硬膜外腔でカテーテルが切れたらどうするか?

    VII.筋弛緩薬での注意
    39 スキサメトニウムを投与してはいけない患者は?
    40 なぜリバースしてから自発呼吸を出すのか?
    41 なぜネオスチグミンにはアトロピンを併用するのか?
    42 筋弛緩薬が効いていても自発呼吸は出るか?

    VIII.よくある疾患での注意
    43 炭酸水素ナトリウム投与は危険か?
    44 イオン化カルシウムが必要な病態は?
    45 低ナトリウム血症補正の危険性とは?
    46 高カリウム血症の治療法とは?
    47 なぜ利尿薬を安易に投与してはいけないのか?
    48 頭蓋内圧亢進患者における過換気の必要性とは?
    49 なぜ頭蓋内圧亢進患者で安易に血圧を下げてはいけないのか?
    50 なぜ冠動脈疾患で頻脈が危険なのか?
    51 なぜ悪性高熱症患者に揮発性吸入麻酔薬を投与してはいけないのか?
    52 気管支喘息患者にしてはいけないことは?

    IX.モニタリングでの注意
    53 動脈カテーテルと血圧計で測定した「血圧」はなぜ違うのか?
    54 なぜ肺動脈圧波形をディスプレーに常に出しておくのか?
    55 セルジンガー法:その応用と新たなテクニックの開発とは?
    56 Allen のテストやっていますか?
    57 BIS モニターは術中どの程度に保つべきか?

    X.術後管理での注意
    58 なぜ術後酸素投与が必要なのか?
    59 なぜ Jackson-Rees 回路ではたくさんの新鮮ガス流量が必要か?
    60 フェイスマスクとレザーバーマスクの違いは?
    61 脊髄くも膜下麻酔のあとは安静にしなくてもよいか?
    62 術後食事はいつからか?
    63 術後硬膜外鎮痛法は危ないか?

    XI.薬物での注意
    64 高カロリー輸液とビタミン B1 はなぜ初めから
       混ざっていないか?
    65 なぜエピネフリン溶液の pH は低くなければいけないか?
    66 ドパミンやノルエピネフリンを末梢静脈から
       投与してはいけないか?
    67 輸液ラインからカルシウムを入れてよいか?
    68 ペンタゾシンとジアゼパム,投与順序で効果に差があるか?
    69 スキサメトニウムは蒸留水で希釈してもよいか?
    70 ベクロニウムを生理食塩水で溶解していいか?
    71 なぜプロポフォールの投与量を段階的に下げるのか?
    72 なぜ亜酸化窒素(笑気)の MAC は 104%なのか?
    73 小児の術前禁飲食の時間はどのくらいか?
    74 予防接種後の麻酔はいつからか?
    75 なぜ小児では坐薬を使うのか?
    76 妊婦はフルストマックか?
    77 帝王切開術の全身麻酔導入薬として
       プロポフォールを使用してよいか?
    78 帝王切開の昇圧薬はエフェドリンだけなぜ許されるのか?

    XII.救急・外科での注意
    79 なぜ頭蓋底骨折で経鼻挿管をしてはならないのか?
    80 なぜ外傷患者の CT 撮影で造影剤を使うのか?
    81 術前の浣腸は必要か?
    82 予防的抗生物質はいつ投与するのか?
    83 術前の剃毛は必要か?

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