耳鼻咽喉科・頭頸部外科診療のコツと落とし穴(1)耳疾患

出版社: 中山書店
著者:
発行日: 2006-05-19
分野: 臨床医学:外科  >  耳鼻咽喉/頭頸部
ISBN: 4521675719
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10,120 円(税込)

商品紹介

聴覚を失うことは生活の質を著しく損なうことになる。良聴耳が一側に限定されるとき、長引く治療が鼓膜穿孔をきたすとき、自然治癒を待つか言語習得を優先するのか、めまいや難聴から頭頸部腫瘍を疑うとき、現場でどう対応するのか。耳鼻咽喉科外来に求められるシビアな課題に、ベテラン医師が指南。

目次

  • 耳鼻咽喉科・頭頸部外科診療のコツと落とし穴(1)耳疾患

    ―目次―

    問診
     耳管開放症の問診のポイント
     めまい患者への適正な問診
     耳鳴診療における問診のポイント
     難聴がいかに苦痛か? ―日本語版HHIAを用いた評価法
     補聴器診療における質問紙の利用

    検査
     聴覚検査の勧め-感覚障害は検査で評価を
     音叉聴覚検査(Weber検査)の臨床的意義と留意点
     耳音響放射測定上の留意点
     強い自発眼振を伴った症例に対する温度刺激検査
      (カロリックテスト)の評価
     ピッチマッチ検査とラウドネスバランス検査による耳鳴の評価
     耳鳴検査でピッチマッチができない理由と対策

    診断
     注意すべき外耳道の真菌
     外耳・中耳に異常を認めない気骨導差の留意点
     外耳道真珠腫の早期診断の重要性
     外耳道癌の診断
     鼓膜が正常な伝音・混合難聴の鑑別診断
     非定型症状を示す耳小骨離断の診断
     ほか

    治療
     外耳道湿疹の治療のコツ
     急性中耳炎の治療-起炎菌の動向と抗生剤の選択
     点耳薬剤の使用と処方の留意点
     滲出性中耳炎におけるチューブ抜去時期の決定方法
     鼓膜留置チューブ抜去後の永久穿孔防止法
      ―テープパッチ法と鼓膜虚脱に対する簡易チューブ留置
     滲出性中耳炎に対するマクロライド少量長期療法
     ほか

    予後
     耳硬化症手術の合併症と長期予後
     急性低音障害型感音難聴の予後
     再発しやすい急性低音障害型感音難聴の特徴
     メニエール病の予後判定の難しさ,危うさ
     髄膜炎性聾に対する人工内耳の適応と聴力の自然回復
     顔面神経麻痺の臨床所見からみた不全治癒予測
     顔面神経麻痺の臨床所見からみた予後予測

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