ここ10数年来医療法改正と診療報酬改定という二つの車輪を軸にして、医療施設機能体系化が強力に推し進められてきました。医療法では、第1次〜第3次改正までに、特定機能病院、療養型病床群、地域医療支援病院が規定される一方で、いわゆる一般病床と呼び習わされてきた「その他の病床」というボリュームゾーンが残った形となっていました。今回の第四次改正は一般と療養病床とに区分するという形でいよいよこのボリュームゾーンの体系化に乗り出したという点で施設機能体系化の医療法上での『最終仕上』と呼んでも過言ではありません