〈気〉の心理臨床入門
商品紹介
東洋思想には、自然の中に人が存在し、人の中に自然が存在するという「天人相関」の考え方や、こころと身体は一つであるという「心身一如」の視座がある。筆者はこのような東洋の世界観から、西洋近代の二元論を超える新たな心理臨床を見いだすことの必要性を痛感している。東洋思想の奥に潜む「気」をキーワードに、自文化に根ざした心理臨床のあり方を試みた画期的な書。
目次
- 〈気〉の心理臨床入門
―目次―
第1章 東洋における気の思想
1．「陰陽五行」の世界観
2．「易」の思想
第2章 東洋医学における気の意味
1．東洋医学の視座
2．気が流れる身体
3．気はこころ
4．東洋医学の治療のプロセス
第3章 気功における気の働き
1．気功の歴史
2．気功の定義
3．気功のメカニズム
4．外気功は深層意識の働き
第4章 東洋における象徴的身体
1．多元的な身体
2．「内経図」における象徴的身体
3．「煉丹術」という技法
第5章 気の心理臨床の視座
1．気の働きの構造
2．心理療法の視座
3．初回面接の重要性
4．心理臨床におけるスピリチュアリティ（霊性）
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