術後痛 改訂第2版

出版社: 克誠堂出版
著者:
発行日: 2006-11-01
分野: 臨床医学:外科  >  麻酔科学/ペイン
ISBN: 4771903166
書籍・雑誌
≪全国送料無料でお届け≫
取寄せ目安:8~14営業日

7,480 円(税込)

商品紹介

成書「術後痛」が発刊されたのは、13年以上前のことです。術後痛に関する情報やその対策について手術患者に対して説明されて同意が得られるようになって以来、患者が手術を受けることへの恐怖感や不安感も軽減されてきました。また、術後痛の軽減によって、術後早期に患者に対して、リハビリテーションが開始でき、呼吸・循環器系への安定化も図れることによって、術後の回復が促進され、早期退院が可能になってきています。今回、この13年間の術後痛対策の進展のみならず、術後痛の解明をも含めた集大成として改訂第2版が発刊されました。

目次

  • 術後痛 改訂第2版

    ―目次―

    I 術後痛の成因
      はじめに
      術後痛コントロールの基本的考え方
      疼痛の伝達経路
      術後痛の発生機序
      疼痛の抑制機構
      術後痛による生体への影響
      おわりに

    II 術後痛に対する硬膜外鎮痛法―局所麻酔+鎮痛薬―
     胸 部
     上腹部
     下腹部
     四肢・体表

    III ディスポーザブル微量持続注入器による術後疼痛管理
      はじめに
      ディスポーザブル微量持続注入器を用いた術後鎮痛法
      使用薬物の選択
      ディスポーザブル微量持続注入器による投与方法
      副作用
      疼痛評価
      急性疼痛管理チーム

    IV 自己調節鎮痛(PCA)用ポンプ
      PCAとPCA用ポンプ
      PCAポンプとその使用について
      PCAポンプの実際―ハードウェア―

    V 術後鎮痛法としての自己調節鎮痛(PCA)
      自己調節鎮痛(patient-controlled analgesia:PCA)の原理
      minimum effective analgesic concentration(MEAC)と
       maximum concentration with pain(MCP)
      PCAの設定項目
      PCAを術後痛に使用するメリットとデメリット
      機 器
      投与経路
      副作用対策,安全管理
      acute pain service
      おわりに

    VI 特殊な鎮痛対象
     小児の術後痛とその管理
     ICU患者の鎮痛
     日帰り麻酔患者
     下腹部・下肢の術後痛―脊髄くも膜下硬膜外併用麻酔患者―

    VII オピオイド鎮痛法の薬理学的特性
      オピオイドとは
      オピオイド受容体
      オピオイド受容体の構造
      オピオイド受容体の情報伝達機構
      オピオイドの作用とその構造活性相関
      オピオイド受容体の薬理作用
      オピオイドの薬理作用機序
      部分作動薬
      拮抗薬
      モルヒネの鎮痛作用発現機構
      モルヒネの吸収・代謝
      塩酸オキシコドン
      フェンタニル

    VIII 非ステロイド性抗炎症薬の薬理学的特性
      はじめに
      基礎情報
      臨床薬理
      おわりに

    IX 術後の疼痛ストレスと脳
      はじめに
      術後のストレスと脳
      術後痛の受容のメカニズム
      術後痛と過敏症(hypersensitivity)
      痛みの中枢回路と術後痛
      まとめ

    X 術後痛の予防:preventive analgesia
      はじめに
      preemptive analgesiaとは
      なぜpreemptive analgesiaか
      小動物のpreemptive analgesiaに関する研究結果
      臨床においてpreventive analgesia
       (広義のpreemptive analgesia)を達成するには
      preemptive analgesiaに関するこれまでの臨床研究
      おわりに

最近チェックした商品履歴

Loading...