精神科の専門家をめざす

出版社: 星和書店
著者:
発行日: 2007-01-24
分野: 臨床医学:内科  >  精神医学
ISBN: 9784791106196
書籍・雑誌
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1,650 円(税込)

商品紹介

本書は、精神科臨床における、アセスメント、治療計画の立案から、心理教育、カルテ記載、統合失調症の生活障害の理解まで、精神科医の成長を促すために必要不可欠な精神科臨床サービスの実践的な内容をわかりやすく紹介。教科書には記載の少ない、現場で本当に役立つ知恵・コツ・技が満載。巻末に、手早く英語論文を読むための「英語論文の読み方」を収録。

目次

  • 精神科の専門家をめざす

    ―目次―

    第1章  アセスメント
     I. 入退院時のアセスメントの目的
     II. 入退院時のアセスメント・マニュアルについて
     表1「入院時のアセスメント」の解説
     表2「退院時のアセスメント」の解説
     
    第2章  治療計画をたてる
     I. 入退院時に治療計画を立てることの意味
     II. 臨床の現場で
     III. 解説
     
    第3章  心理教育(サイコエデュケーション)
     I. 心理教育とは
     II. ストレス脆弱性モデルと家族の感情表出
     III. 心理教育の適応の広がり
     IV. 心理教育的家族援助の実際
     
    第4章  診察に役立つのはどんなカルテか?
        ―「わかりやすいカルテ」を目指して―
     I. 「精神科のカルテはわかりにくい」
     II. なぜわかりにくいのか?
     III. どう書けばわかりやすくなるか?
     IV. 医療チーム(患者・家族と医療スタッフ)が共有する
        カルテを目指して
     V. 「わかりやすいカルテ」を目指して

    第5章  当事者とともにまとめる精神科臨床サービス
     I. 精神科臨床サービスの実践をまとめる - 成果と作業
     II. 忙しい現場だからまとめる
     III. 当事者とともにまとめる - 著者の経験
     IV. 経過の全体を捉える - 「まとめ」の効用(1)
     V. 体験を再構成する - 「まとめ」の効用(2)
     VI. 実践のまとめを形にする

    第6章 「してはいけない」とわかっていても
        「ついしてしまう」こと
         ―精神科臨床サービスの失敗学―
     I. 基本と形式
     II. 事実を尊重しない - 病状を知ること
     III. 将来を見通さない - 回復の計画と見通しを立てること
     IV. 過去を生かさない - 治療の経過を大切にすること
     V. 他人を信じない - チームで治療すること
     VI. 先人に学ばない - 科学としての医療・福祉
     VII. 治していると思う - 自分の力を知ること
     VIII. 「ついしてしまう」のはどうしてか?
     
    第7章  統合失調症における日常生活の障害
     I. 捉えにくい日常生活の障害
     II. 日常生活の障害を捉える視点
     III. 日常生活障害の評価は難しい
     IV. 事物を対象とした障害 - 「認知機能障害」
     V. 他人についての障害
     VI. 自分についての障害
     VII. 非特異的な日常生活の障害
     VIII. 日常生活の障害の起源
     IX. 日常生活の障害への対応と援助
     
    第8章  精神疾患の診療に脳波を生かす
         ―所見の意義を深読みする―
     I. さえない脳波
     II. 精神疾患の診断・治療における臨床脳波の意義
     III. 精神疾患で認める脳波所見
     IV. 気分安定薬としての抗てんかん薬と臨床脳波
     V. 精神疾患で認める「正常所見」の臨床的意義

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