よくわかる酸塩基平衡

出版社：	永井書店
著者：	北岡建樹／著
発行日：	2007-02-01
分野：	基礎・関連科学 > 生物/分子生物
ISBN：	9784815917777
電子書籍版：	2007-02-01 （第１版）

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商品紹介

本書の特色は、まず混乱し誤って理解されている酸塩基平衡の概念を、解きほぐし組み立て、それを理解するのに特別の知識を前提とはしていないところにあります。従来の分かりにくかったこの分野が、著者の深い経験と知識を介して、生きた知識となるよう解説されています。敬体による表現、理解と記憶を助ける具体的な図（絵）と表、本文をサポートする＜MEMO＞などによって、＜基礎知識―調節のメカニズム―平衡異常の臨床―平衡異常を示す疾患―Case Study＞が述べられ、理解しやすい分野へと姿を変えて行きます。

よくわかる酸塩基平衡

―目次―

I　酸塩基平衡の基礎知識
　　1．酸塩基平衡というのは
　　2．酸とは？　塩基とは？
　　3．酸と塩基の概念-歴史的変遷
　　4．プロトン説
　　5．酸の種類
　　6．揮発性の酸
　　7．非揮発性の酸
　　8．強酸と弱酸とは
　　9．塩基というのは
　　10．pHの概念
　　11．pHと水素イオンの濃度
　　12．細胞内pHと細胞外pH
　　13．アシドーシスとアルカローシス

II　酸塩基の調節機構
　　1．酸塩基の調節系
　　2．体液中の緩衝系
　　3．緩衝系の種類
　　4．酸塩基平衡における肺の役割
　　5．酸塩基平衡における腎臓の役割
　　6．代償作用

III　酸塩基平衡異常の臨床―分類と診断
　1．酸塩基平衡異常の分類
　2．生体の代償機能
　3．酸塩基平衡異常の診断・評価には
　4．血液ガスデータの読み方
　5．動脈血採血の注意事項
　6．血液ガスの診断方法

IV　酸塩基平衡異常を示す疾患の診断と治療
　1）代謝性アシドーシスの疾患と治療方針
　　1．糖尿病性ケトアシドーシス(DKA)
　　2．乳酸性アシドーシス(lactic　acidosis)
　　3．腎性アシドーシス
　　4．消化管障害により生じる代謝性アシドーシス
　　5．代謝性アシドーシスの一般的治療方針
　2）代謝性アルカローシスを生じる疾患と治療方針
　　1．CI抵抗性の型
　　2．CI反応性の型
　　3．代謝性アルカローシスの原因となる薬物
　　4．治療
　3）呼吸性アシドーシスを生じる疾患と治療方針
　　1．呼吸性アシドーシス（respiratory　acidosis)
　　2．急性呼吸性アシドーシス
　　3．慢性呼吸性アシドーシス
　　4．呼吸性アシドーシスの治療
　4）呼吸性アルカローシスを生じる疾患と治療方針

V　Case　study

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販売価格 990 円（税込）

I 酸塩基平衡の基礎知識

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I 酸塩基平衡の基礎知識

P.1
1. 酸塩基平衡というのは

P.3
■ 内部環境の恒常性

P.3
■ 酸塩基平衡の重要性

P.3
メモ酸素の意義

P.6
2. 酸とは? 塩基とは?

P.7
3. 酸と塩基の概念-歴史的変遷

P.8
4. プロトン説

P.9
5. 酸の種類

P.11
■ CO2の処理

P.13
6. 揮発性の酸

P.14
■ 二酸化炭素は酸?

P.14
■ PCO2とは

P.15
メモ mmHgとTorr

P.15
7. 非揮発性の酸

P.16
■ 固定酸とは

P.16
■ 有機酸の最終産物は

P.17
8. 強酸と弱酸とは

P.19
メモ酸性水とアルカリ水

P.21
メモ水は酸?

P.22
9. 塩基というのは

P.23
10. pHの概念

P.24
11. pHと水素イオンの濃度

P.27
12. 細胞内pHと細胞外pH

P.29
13. アシドーシスとアルカローシス

P.30
メモアシドーシスとアルカローシスの症候

P.31

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II 酸塩基の調節機構

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II 酸塩基の調節機構

P.33
1. 酸塩基の調節系

P.35
メモ体内の緩衝系の意義-試験管と生体の違い

P.37
2. 体液中の緩衝系

P.38
3. 緩衝系の種類

P.40
■ 炭酸-重炭酸系緩衝系

P.40
■ リン酸系緩衝系

P.42
■ 血漿蛋白質緩衝系

P.43
■ ヘモグロビン緩衝系

P.43
メモヘモグロビン-酸素解離曲線

P.45
4. 酸塩基平衡における肺の役割

P.46
■ PCO2に影響する因子

P.48
5. 酸塩基平衡における腎臓の役割

P.49
■ 酸塩基平衡における近位部ネフロンの作用

P.49
■ 酸塩基平衡における遠位部ネフロンの作用

P.50
■ 尿酸性化機構

P.51
■ 不揮発性酸の排泄に影響する因子

P.52
メモ HCO3-再吸収に影響する因子

P.53
メモ遠位部ネフロンに影響する因子

P.53
メモ滴定酸排泄に影響する因子

P.54
メモアンモニア塩排泄に影響する因子

P.54
6. 代償作用

P.55
■ 呼吸器系の反応

P.55
■ 腎臓の反応

P.56
メモ代償作用の限界

P.57

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III 酸塩基平衡異常の臨床-分類と診断

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III 酸塩基平衡異常の臨床-分類と診断

P.59
1. 酸塩基平衡異常の分類

P.61
■ 単純性酸塩基平衡障害の分類

P.62
■ 混合性酸塩基平衡障害

P.63
メモ混合性酸塩基平衡異常の原因

P.64
2. 生体の代償機能

P.65
■ 代償機能の程度

P.66
3. 酸塩基平衡異常の診断・評価には

P.67
■ 血液ガスの検査

P.67
■ アニオンギャップ

P.69
■ 尿アニオンギャップの意義

P.70
■ 補正HCO3濃度

P.71
■ 尿中CI濃度

P.71
■ オスモラールギャップ(osmolar gap; OG)

P.71
4. 血液ガスデータの読み方

P.72
5. 動脈血採血の注意事項

P.74
■ 採血手技

P.74
■ 採血後の処理

P.75
■ 測定装置の結果

P.75
■ 動脈血と静脈血の違い

P.76
メモ採血に伴う注意事項

P.76
6. 血液ガスの診断方法

P.77

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IV 酸塩基平衡異常を示す疾患の診断と治療

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IV 酸塩基平衡異常を示す疾患の診断と治療

P.83
1 代謝性アシドーシスの疾患と治療方針

P.85
■ 代謝性アシドーシスの成因

P.86
1. 糖尿病性ケトアシドーシス(diabetic ketoacidosis; DKA)

P.87
■ 糖尿病性ケトアシドーシスの概念

P.87
■ 糖尿病性ケトアシドーシスの誘因

P.87
■ 糖尿病性ケトアシドーシスの成因

P.87
■ 糖尿病にみられる代謝異常

P.88
■ 症状

P.91
■ 検査所見

P.92
■ 治療

P.92
■ 合併症

P.94
メモ飢餓性ケトーシス

P.95
メモアルコール性ケトアシドーシス

P.95
2. 乳酸性アシドーシス(lactic acidosis)

P.96
■ 概念

P.96
■ 成因

P.96
■ 乳酸性アシドーシスの分類

P.97
■ 乳酸性アシドーシスの診断

P.100
■ 治療方針

P.100
メモ糖尿病と乳酸性アシドーシス

P.102
3. 腎性アシドーシス

P.103
■ 腎不全による代謝性アシドーシス・尿毒症性アシドーシス

P.104
■ 尿細管性アシドーシス(renal tubular acidosis; RTA)

P.105
メモ遠位型尿細管性アシドーシスの分類

P.107
メモ糖尿病におけるIV型尿細管アシドーシス

P.110
メモ偽性低アルドステロン症の分類

P.113
メモ尿中アニオンギャップの有用性

P.114
メモ遠位尿細管性アシドーシスの検査

P.114
4. 消化管障害により生じる代謝性アシドーシス

P.115
メモ下痢と代謝性アシドーシス

P.116
5. 代謝性アシドーシスの一般的治療方針

P.117
■ アルカリ化剤の投与に関する注意事項

P.118
■ アルカリ化剤の投与量の求め方

P.119
2 代謝性アルカローシスを生じる疾患と治療方針

P.120
1. Cl抵抗性の型

P.121
■ アルドステロン産生過剰症

P.121
■ デオキシコルチコステロン過剰症

P.122
■ Bartter症候群

P.122
■ Gitelman症候群

P.123
■ Liddle症候群

P.123
■ 甘草(licorice)による代謝性アルカローシス

P.123
メモ代謝性アルカローシスの維持因子

P.124
2. Cl反応性の型

P.125
■ 消化管からのH+の喪失

P.125
■ 腎臓からのH+の喪失

P.126
メモループ利尿薬と酸塩基平衡異常

P.126
3. 代謝性アルカローシスの原因となる薬物

P.127
4. 治療

P.128
■ 緊急的な代謝性アルカローシスの治療方針

P.129
メモ陽イオン交換樹脂と制酸薬の影響

P.130
3 呼吸性アシドーシスを生じる疾患と治療方針

P.131
1. 呼吸性アシドーシス(respiratory acidosis)

P.131
2. 急性呼吸性アシドーシス

P.132
■ 呼吸性アシドーシスの原因

P.132
メモ呼吸の調節

P.133
3. 慢性呼吸性アシドーシス

P.134
4. 呼吸性アシドーシスの治療

P.135
4 呼吸性アルカローシスを生じる疾患と治療方針

P.137
■ 呼吸性アルカローシスの原因

P.137
■ 呼吸性アルカローシスの病像

P.138
■ 血液ガスによる診断

P.139
■ 呼吸性アルカローシスの治療

P.139

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