右半球損傷

出版社: 協同医書出版社
著者:
発行日: 2007-03-09
分野: 臨床医学:内科  >  脳神経科学/神経内科学
ISBN: 9784763930439
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商品紹介

患者のQOLに重大な影響を及ぼす右半球損傷による障害、特に認知とコミュニケーションの障害について広く研究を概観し、その診断と治療、リハビリテーションに関して十分な情報を提供する、臨床的視点を重視した待望の書である。病識が浅い、楽観的、集中力に乏しい、意欲が空回りする、指示に従わないといった右半球損傷者の特性が、なぜ生じるのか、そして、どのように対処したらよいのかについて、それぞれ認知機能障害とコミュニケーションの視点から丁寧に解説されている。

目次

  • 右半球損傷

    ―目次―

    第1章 右半球研究への道程
     右半球の役割に関する歴史的概観
     RHD患者の臨床像
     RHDによるコミュニケーション障害の理解と分類
     要注意事項
     まとめ

    第2章 無視
     定義
     無視に関する従来の尺度
     参照枠
     モダリティ全般にわたる無視
     無視と感覚運動障害
     視覚的な言語の無視:読字と書字
     無視に関連した行動異常
     局在
     無視の理論

     まとめ
    第3章 注意障害
     注意に関する仮定
     注意の分類
     注意における右半球の役割
     他の注意操作におけるRHDの影響
     まとめ

    第4章 プロソディの障害
     プロソディ障害の概観
     RHDプロソディ障害を何と呼ぶか
     RHDプロソディ障害に関する研究
     プロソディ産生障害
     プロソディ理解障害
     プロソディ知覚障害:ピッチ情報の重要性
     局在
     まとめ

    第5章 言語的障害
     収束的意味処理
     発散的意味処理
     まとめ

    第6章 談話の障害
     推論の障害とRHD
     全体構造の障害
     情報内容の質の低下
     別の意味の産生
     心の理論の障害
     まとめ

    第7章 感情障害
     右半球における情動処理
     RHDと脳卒中後の抑うつ
     非言語的な情動コミュニケーション
     言語的な情動コミュニケーション
     妄想と錯乱状態
     まとめ

    第8章 評価
     評価の目的
     初回スクリーニング
     掘り下げ検査
     予後
     まとめ
     付録

    第9章 治療
     治療アプローチ
     注意障害の治療
     無視の治療
     プロソディ障害の治療
     感情的コミュニケーション障害の治療
     談話の障害の治療
     まとめ

    第10章 結語
     RHD症候群?
     今後の研究に向けて

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